R&BシンガーJoyce Wriceがデビューアルバム『Overgrown』について語る|Vibe-In Radio

デビューアルバム『Overgrown』までのジャーニー、アップカミングR&Bアーティストへのアドバイス、宇多田ヒカルやCrystal Kayなど好きな日本人アーティストについて、R&Bシンガーのaimiと語った。
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2021.04.16 01:00

block.fmのR&B専門プログラム『Vibe-In Radio』でDaBookとDJ AKITO (Chilly Source) と共にホストを務めている、R&Bシンガーのaimiです。ここ数年、世界的に再熱しているR&Bシーンで、注目のアーティストや楽曲を毎月番組で紹介しています。今回はLAを拠点に活動する注目のR&BアーティストJoyce Wrice(ジョイス・ライス)にインタビューする機会をいただきました。放送では紹介しきれなかったインタビューの全編を、記事として公開させていただくことになり、とても嬉しいです!


3月19日にデビューアルバム『Overgrown』をリリースばかりの彼女に、今の心境や制作の裏話などたっぷり伺いました。また日本人とアメリカ人のハーフとして生まれ育った彼女のこれまでと今について、パーソナルな部分にも触れています。


日本の文化に触れて育ってきたアーティストが世界を舞台に活躍している姿に刺激をもらいました。マインドセットや日々の習慣についても詳しく聞けて勉強になりました。R&B好きに限らず、ヒントをもらえる内容だと思いますので、ぜひ最後までお楽しみください。


▶︎ Vibe-In Radio:https://block.fm/radios/883



aimi, Joyce Wrice & DaBook during the interview


aimi:今回は、貴重な時間を頂き本当にありがとうございます。そして、デビューアルバム『Overgrown』のリリースおめでとうございます!きっと世界中のファンからポジティヴなリアクションやフィードバックが届いてると思いますが、アルバムがリリースされて、今どんな気持ちですか?また、リリースして一番衝撃的だったことは何ですか?


Joyce Wrice(以下Joyce):とってもハッピーな気持ち。ここまで来れたことにすごく感謝してる。これからも頑張り続けられるモチベーションを感じてるよ。このリリースで一番衝撃的だったことは、みんなのリアクションかな。私はインディペンデントアーティストだし、メジャーレーベルに所属してるわけでもない。だからこんなにたくさんの人がアルバムを気に入ってくれて、ツイートを投稿したりアルバムについて話してくれていて、とても嬉しい。こんなにサポートされているとは思っていなくて、圧倒されてる。口コミで広がっているということだし、誰かに勧められてわざわざ聴いてくれたってことだよね。リスナーとコネクトすることができている、それが何よりもしたかったことだからすごく嬉しいよ。


aimi: 『Vibe-In Radio』ではよくJoyceの曲をかけていて、私たち自身が大ファンなんです!今日は聞きたいことがたくさんあるので、早速始めていきたいと思います。歌が好きでYouTubeにカバー動画をアップしていたところから、華々しいデビューアルバムをリリースするに至るまで、ターニングポイントとなる出来事はありましたか?


Joyce:私はカリフォルニアのオレンジカウンティで学校に通っていたんだけど、卒業間近になると次のステップを考えなきゃいけなくなるでしょ。当時は障害を持った子供たちを教える先生になるために大学で勉強していたの。でも、心の奥深くでは歌うことをもっと探求しかったし、プロのアーティストになりたかった。まだ学生のときにLAにいくチャンスがあって、そこで音楽業界の人たちと出会って一緒にレコーディングすることができたの。そこで音楽を作る経験がとても楽しかった。だから4年生になったときに、なんとかなるって信じて、夢を追いかけるためにLAに引っ越したんだよね。その時はマネージャーもいなくて、1人でなんとかやってた。中学の頃に出会った親友が1年間日本に住んでいたんだけど、彼女がLAに帰って来て私のマネージャーになって、一緒にキャリアを積んできた。2人でどうやっていくべきかをずっと模索し続けたから、今やっと全てが形になってきたという感じかな。


aimi:デビューアルバムからファーストEP『Stay Around』まで約5年ほど空いていますが、その間に人としてもアーティストとしてもたくさんの変化があったと思います。その数年間で経験してきた葛藤や苦難をどのように乗り越えましたか?


Joyce:新しい都市に馴染むのにかなり苦労したかな。両親のいるサンディエゴを出て、大学がスタートするとともに初めての一人暮らしもスタート。周りにあまり知り合いもいなくて、バイトもしてなかったから家賃を払うのが難しかったし、(LAでは生活に必要な)車もなかった。でも、仏教を信仰するコミュニティーの人たちと関われるようになって、ほっと安心したよ。友達を作るのは好きだし、友達と話したり踊ったりするのも好きだけど、誰かに私の音楽について自分から話すことはちょっと苦手。だから自分の音楽を聴かせたり、コラボレーションを実現することも大変なんだ。今は素晴らしい友達、家族、仏教コミュニティーの人たちがいることにとても感謝してる。私の声とサウンドが好きといってくれるアーティスト友達も見つけて、彼らにいろんなことを教えてもらって、成長して。そして今までで最も良い音楽を作れて、感謝の気持ちでいっぱいだよ。


aimi:素晴らしい人に恵まれてるからこそ、ここまで来れたんですね。素敵な話です。ちなみに、『Overgrown』の完成版を初めて聴いた時は、どんなリアクションでしたか?


Joyce:夢のような不思議な気持ちだった。私は完璧主義で優柔不断だから、いつも何かしら不安があって、納得してない作品を出すことができないの。アルバムをマスタリングするために提出する前はかなり緊張した。だってマスタリングが終わったら、そのまま世界に配信されるんだから!不安な気持ちだったけど、提出する時には自信のある作品になってた。それこそ制作スケジュールを急がなくて良かったし、参加して欲しかったプロデューサー、フィーチャリングアーティストにも参加してもらえたからね。



aimi:作品に関して満足することはなかなかないことですもんね。アルバムのために約40曲も書いたとどこかで読みましたが、その中で苦労した曲はありますか?


Joyce:そうだね。D-Mile(D・マイル)と制作を始めてからそのくらい曲数を書いてたと思う。「Losing」が最もチャレンジングな曲だった。バースは大好きだけど納得行かないフックが入ってるパートがあって、何回もリライトやレコーディングをし直したよ。マネージャーのJasmine(ジャスミン)に「そのままにしようよ。満足してない部分があるけど全体的に音もいいし、シングルじゃなくてアルバムカットだし。そんなに深く考えなくてもいいことだよ」と言われた。完璧主義な私が考えすぎて、リライトしたバージョンも録ったけど逆に変に聞こえてきて、もとに戻す必要があったんだ。今聴き返すと気に入ってるし、ファンにも人気だからよかった。


aimi:「Losing」から次曲「You」の流れがとても好きです。「You」のイントロで「Losing」をサンプリングしていますよね?一曲もスキップできない、流れが素晴らしいアルバムだと思いました。


Joyce:そう言ってもらえるの嬉しい!曲の順番も私にとってとても重要なんだ。曲と曲が繋がっていることも重要。



aimi:アルバムにはインタールードもたくさん収録されていますが、Devin Morrison(デビン・モリソン)とMndsgn(マインドデザイン)と制作した「Hot Minute Interlude」が個人的にとてもお気に入りです。SNSを見ていて、2人とはとても仲が良いことが伝わります。この曲は、これまでのセッションで制作された曲ですか?それともこのアルバムのために制作した曲ですか?


Joyce:元々はアルバムのために作ったインタールードじゃなかった。D’Mileと制作をしてて、アルバムがもうすぐ完成という頃、2人をフィーチャリングした曲をアルバムに絶対収録したいと思ってたんだ。Mndsgnは、私がアーティスト活動を始めた一番最初の頃に出会った人で、最初にビートを送ってくれたとても関係性の深いプロデューサーだよ。まだ自分の音楽性が固まってない頃、色んな音楽を紹介してくれて、彼のおかげで今のサウンドや歌にたどり着けたんだ。MndsgnとDevin Morrisonは私の音楽のソウルメイトのような存在。コレクティヴとして3人で音楽を作っていて、いつかEPをリリースする予定だよ。今手掛けている作品のプレビューになるものをファンに聴かせたくて「Hot Minute」を作ったんだけど、このアルバムのためにドラムを消して短くして、インタールードの形でリリースした。でも、いつかこの曲のフルバージョンをリリースして、他にも一緒に制作した曲を発表する予定。MndsgnとDevin Morrisonと制作するときは基本3人だけなので、アジェンダ無しでクリエイティヴに入れることが楽しい。誰かのために音楽を作ってるわけでもなく、ただ音楽のことが大好きでお互いにリスペクトし合ってるから音楽を作ってるって感じかな。


aimi:他にもソングライターを呼んで、いろんなアーティストと制作されたアルバムでとても素敵だと思います。


Joyce:ありがとう!私のA&RはMary J. Blige(メアリー・J. ブライジ)と同じA&Rだから、音楽業界でいろんな人とコネクションを持っているの。私もいつか一緒に制作したいと思っているアーティストとも繋がっていて、彼のおかげで自分のアーティストコミュニティーが広がったし、自分のサウンドもより広がった。コラボレーションすることが大好きだから、バジェット的に可能な範囲でできるだけ多くの人に参加してもらいたかったし、一人で考えるより何人ものアイデアがあったほうがいいでしょ?最終的にいろんな人に参加してもらうことができて、ずっとイメージしてたサウンドをみんなに聴いてもらうことができたよ。


aimi:ソングライティングのプロセスについてお聞きしたかったのですが、私は基本プロデューサーのトラックを聞いてからメロディーをフリースタイルして、そこからリリックを書いています。Joyceはどうやって作っていますか?


Joyce:最初D’Mileに、私がどんな気持ちでどんなことについて歌いたいかを聞かれて、そのあと彼が制作したビートが送られてくる。彼がビートを作っている途中か終わった後にメロディーを考えたり、フリースタイルするときもあるよ。そうすると良いコンセプトが生まれるんだよね。その後、録った部分を全部合わせる。一回のセッションで一曲完成することもあるけど、数日かかる場合もある。親友であり素晴らしいライターのDC(Daniel Church)、Mack Keane、Verren Wade、Preston Harrisとも一緒に制作できて、とても幸せな環境だと思う。みんなとは強い関係性を作れたからプレッシャーを感じたことはないし、アーティスト同士で話し合えているからこそ新しい音楽が生まれたと思うよ。


aimi:こんなに素晴らしいソングライター達と一緒に仕事ができてすごくうらやましい!


Joyce:ね!多分私は、このためにずっとお経を唱えていたんだよ。過去の日記に誰と制作したいか、いつアルバムをリリースしたいか、どんなところでパフォーマンスをしたいか、どんなところをツアーしたいか、どんな風に称賛されたいかが書いてあったんだ。あの時書いてた目標を振り返るとすごくクレイジーな気持ちなんだよね。毎朝、毎晩その目標がいつか達成できるようにお経を唱えてたの。その中から達成したことが何個かあって、それが今私にとって、もっと大きな目標をセットするモチベーションになってるよ。


aimi:確か、何かのインタビュー映像で毎日数ページ、日記を書いていると言ってましたよね!


Joyce:そう!起きたらすぐ日記を3ページを書くことが私のモーニングルーティーンの一つなんだ。3ページはそんなに長くないよ。「モーニングページ」って言われてるんだけど、ストレスや不安を発散してより良い気分になるために、起きてすぐ3ページ書くのが良いらしい。内容はなんでも良いんだって。だから私もそうするようにしてるし、プラスになっていると思う。


aimi:アルバムの話に戻りますが、最後の曲「Overgrown」のメッセージが大好きです。悲しいリリックだと感じる人もいるだろうけど、私はすごくパワーをもらったし、とても純粋ななメッセージが込められていると思います。エンディング曲にぴったりですね。


Joyce:ありがとう。実は、2020年にアルバムをリリースする予定だったんだけど、コロナの影響でリリースが延期になったの。でも、それで良かったことは、アルバムのためにもっと音楽を制作する時間ができたこと。「Overgrown」は2020年に書いた曲で、コロナが始まった頃にMackに出会ってその数ヶ月後にセッションをした。一緒にピアノの前に座って、彼に「ピアノだけで、一人で曲を書いたことがないんだ」と話して、人を元気にさせる、勇気を与える曲を作りたいと伝えたんだ。誰でも自信をなくすことがあるし、それこそこのアルバムを制作してて私もそう感じてたから、そのことについて曲を書きたかったんだよね。みんなにアルバムが完成したことをもちろん見せたかったけど、リリースされるまで簡単な道のりではなかった。このアルバムを聴いている人にそれを知って欲しいし、みんなそれぞれ苦労してることがあるから、あなたは1人ではないということも伝わればいいな。


aimi:今後、ツアーすることができるようになったら、どんなパフォーマンスステージにしたいですか?


Joyce:アルバムジャケットが青いから、同じようなコンセプトにしたいね。できればダンサーも入れたい。ライブ楽器も大好きだから、フルバンドもいて欲しい。何よりも楽しみたいし、みんなを私の世界に連れて来れるビジュアルにしたい。ライブパフォーマンスを早くしたいよ!最後に日本に行ったのが2019年だから、デビューアルバムをパフォーマンスするために日本へ戻れることを楽しみにしてる。今は前よりもっと自信があるし。行けるようにお経を唱える!日本の人たちはいつもサポートしてくれるから、絶対に一番最初に行くよ。



aimi:実は、JoyceとUMI(ウミ)が特集されたNylon Japanを買いました!取材を受けることになったときはどうでしたか?


Joyce:私のお母さんは兵庫県出身の日本人で、私も年に1回は日本に行ってたの。私が信仰している仏教のおかげで周りに日本人が多い環境で育って、カルチャーはとても日本的なんだ。よく日本のお店に行ったり、雑誌のViViを買ったり、日本のファッションやスタイルにすごく憧れていた。音楽だと宇多田ヒカルとCrystal Kayが大好きで。だからNylon Japanに取材をお願いされるなんて私にとってすごいことだったの。私と同じく黒人と日本人のハーフのUMIと一緒にフィーチャーされたことは、とても光栄だった。お母さんも、日本にいる家族たちもみんなとても喜んでいた!


aimi:Crystal Kay, m-flo, 宇多田ヒカルのようなJ-popアーティストを聴いて育ってと思うんですが、一番好きな日本の曲はありますか?


Joyce:宇多田ヒカルの「Addicted To You」が大好き。R&Bやソウルミュージックでは最高峰とも言えるプロデューサーのJIMMY JAM(ジィミージャム)とTERRY LEWIS(テリー・ルイス)がプロデュースした曲だよね。あとは、Crystal Kayの「Candy」という曲がかわいくて好き。英語の曲なんだけど、m-floがプロデュースしてた気がする…。


(そこから私aimiがJoyceにどんな曲だったけ?と聞いたらJoyceが歌ってくれました!Vibe-In Radioの番組ページからアーカイブをチェックできます)


aimi:日本語で歌うところもすごく好きです。でも、英語が母国語ですよね?


Joyce:ん~、一番最初に習ったのが日本語と英語だったかも!お父さんが軍隊に32年もいて、引っ越すことが多かった。お母さんは、私の健康にあんまりよくないと思ってて、あまり移動せずにサンディエゴにいて欲しかったみたいだけど。あとは、日本のスーパーマーケットの近くにいたかったみたい(笑)。だからお母さんといる時間の方が長くて、2人では日本語を喋ってた。お母さんに確認しなきゃ…。毎週土曜日に日本語の補習学校にも行ってたけど、あんまり気に入らなかったからすぐ辞めちゃったんだ(笑)。子供の時って、本当は感謝しなきゃいけないのにわかってないことたくさんあるじゃん。だから振り返ると学校辞めたのは少し後悔してるんだよね。



aimi:UMIとの「That’s On You」リミックスも大好きなんですよ。実は、その曲が好きすぎてカバーをIGTVにあげました!日本詞が入っていたことで、日本のリスナーはコネクトすることができたと思います。


Joyce:良かった!そうなって欲しかった。コロナが始まったから、人を良い気分にさせる曲だと思って「That’s On You」のオリジナルをアルバムのシングルとしてリリースしたんだ。聴き返してたら日本語でリリックが書けると思った部分があって、もう1人日本人のアーティストも参加できたら良いなと思ったんだよね。それでマネージャーと一緒にUMIが参加できたら良いねと話していて。UMIは私より日本語が話せて、日本語でリリックを書くのも手伝ってもらえると思ったし。セカンドバースを一緒に書くことができて、曲の出来栄えにすごく満足してる。


aimi:UMIとはコラボレーションする前から知り合いでしたか?


Joyce:いいえ。初めて会ったのは友達のショーの時だったんだけど、挨拶しかできなかった。だから一緒に曲を書くことになってから、よりお互いを深く知ることができた。アサイーボウルを食べながら話して、セッションをして、そこからすごく良いフレンドシップを作ることができたよ。


aimi:日本語で歌っている曲をもっとリリースしたいと聞きましたが、今後リリースする予定はありますか?


Joyce:もっと作りたいけど、最近特に書いてなんだよね。アルバムにもう収録されてる曲を数曲日本語で書くことも考えてたけど…。これからリリースするダンスレコードがあるんだけど、もしかしたらその曲に日本語のリリックを載せるかも。


aimi:私はもっと日本語で歌ってるのを楽しみにしてます。


Joyce:ありがとう!日本語で歌うのが好きなんだよね。しかも言語自体も素敵だと思う。


・・・


aimi:仏教についての話に戻りますが、お母さんが仏教を信仰している影響で、Joyceも信仰しているんですよね。仏教の思想や行いは音楽にも影響があると感じますか?


Joyce:そうね。お母さんが創価学会に入ってて、小さい頃からお母さんと一緒に仏教の集まりに参加してた。お母さんは毎朝、毎晩お経を唱えて、信仰のことはとても真剣に考えてる。お母さんはアメリカに住んでいる日本人として、黒人と日本人のハーフの子供を1人で育ててきたこと、あとは黒人の男性と結婚して苦労したことが多かった。そういうチャレンジを、お母さんが信仰を通して乗り越えたのを見て、私も信仰を通して大きな壁を乗り越えることができた。LAに引っ越したり、プロデューサーとうまくいかなかったり、男性がほとんどな業界の中で女性としてチャレンジしたことも多かった。約束が叶わなかったり、曲を書いていてなかなか完成できなかったこともあった。だから、どんなことが起きて欲しいかを頭の中でイメージして日記に書いて、仏壇の隣に置いて、朝と夜にお経を唱える時に自分に最大の可能性が広がるように祈った。だからまだ成功してないことがあっても、どんな困難があっても、頑張り続けるためのメンタリティーを持っている。仏教のおかげで、なんとかなると思うことができた。あとは、自分が出したものはいつか帰ってくると信じてる。時間はかかるかもしれないけど、自分は良いことをしたのがわかるし、重要なのは諦めないこと。


aimi:私も今仏教の本を読んでいて、そこからヒーリングや手放すことを学んでいます。日本では宗教について話すことがタブーみたいなところがあると感じていて。創価学会に入っている友達がいますが、彼女もコミュニティーについて話すことは避けてしまうと言っていました。宗教に対するスティグマが存在していると思う。だから、今日は実際に役に立っているという話を聞けて、とてもよかったです。


Joyce:私は自分が信仰したい宗教を信仰する権利があると思う。誰かの宗教に対して批判するより、オープンな考え方を持つことが重要。その人のプラスになっていて、周りを傷つけていなければ、遠くから応援してあげるしかない。私はハッピーな人に対してもっとオープンな見方をするようにして、批判しないようにしてる。日本では創価学会に対してスティグマを持っているのは知ってるけど、個人的には問題ない。お母さんが色んな困難を克服してきて、それを見て私も信仰したくなったから。でも、今であればお母さんが仏教じゃなくても私は仏教を信仰してるよ。


・・・


aimi:私のようなインディペンデントアーティストにとってJoyceはとてもモチベーションにもなる存在です。これから活躍していきたいアップカミングアーティストに向けてアドバイスをもらえると嬉しいです!


Joyce:決まり文句に聞こえるかもしれないけど、音楽を作り続けて、成長して、あとはSNSを使って自分のことをもっと広げる。できるだけライブパフォーマンスもして、いろんな人に見てもらったり聴いてもらう。あとは、できるだけ同じようなことが好きな友達をたくさん作ること。才能があってピュアな人と一緒にいること。私はいつか自分が行きたいところには行けると思っている。自分と自分の周りの環境は写し鏡だから。自分のジャーニーを信じて、諦めないで、一日一日を大切にすること。


aimi:最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。


Joyce:本当にありがとうございます!EPを出してから思ったけど、海外の人の方がちゃんと音楽を聴いてくれていると思う。好きなことに対してまっすぐな人が多い気がする。私のグッズを買ってくれている人やパフォーマンスを見てブッキングしてくれた人も、ほとんどが海外の人なんだ。みんなにとても感謝してる。私の音楽を聴いてくれて、シェアしてくれて、ツイートしたり、メールしたり、私の音楽が好きということを伝えてくれる、それが私のモチベーションになってる。私がよく聴いてたアーティストたちは私にすごくJOYをくれたので、私もみんなにJOYを与えることが使命のひとつだと思ってる。でも何よりも感謝の気持ちでいっぱいで、みんなともっと音楽をシェアできることを楽しみにしてるよ!


aimi: ありがとうございました!






【Overgrown - Joyce Wrice】


【Vibe-In Radio】

block.fmにてDaBook, AKITO (Chilly Source), aimiの3人がパーソナリティを務めるR&B番組「Vibe-In Radio」


Every 2nd Thursday 22:00 - 23:00

https://block.fm/radios/883


Interview by aimi 

Contributions by DaBook, AKITO, Amy

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