John Legend(ジョン・レジェンド)の来日、そして次回への飛躍

John Legend(ジョン・レジェンド)、3年半ぶりの来日公演
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2018.05.31 01:54


John Legend(ジョン・レジェンド)、3年半ぶりの来日公演


John Legendが来日!大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」でその魅力を存分に発揮したあとの来日公演は2018年3月に行われた。場所は東京都のEX ROPPONGI。アーティストを近くで感じられる中規模ホールだ。その伸びやかで美しい歌声に多くの人々が素敵な一夜を過ごすことができたであろう。




John Legend、カニエ・ウェストとの偶然の出会い


John Legendはピアニストでありソウル歌手だ。彼の存在を知られるようになったのは「All Of Me」の大ヒットによるところが大きいだろう。「All Of Me」はモデルのクリッシー・テイゲンの結婚式で歌われた曲として知られ、そこから爆発的なヒットを記録している。2015年にはビルボード・ミュージック・アワードの最優秀音楽賞にノミネートされるにまで至った。




「All Of Me」はピアノの旋律と力強い声が美しい一曲だ。John Legendの声はしなやかでそれでいて力強い。愛を歌う彼の声が大勢の人たちにとって快く響いたのもよくわかる。来日公演時にも聴衆をおおいに喜ばせた一曲で、John Legendファンの中でも最も人気のある曲として知られている。




そんなJohn Legendは1978年生まれ。幼少の頃から音楽に近い環境で育った。子どものころはクラシックやピアノ、そしてゴスペルをたしなんでいた。学校には行かず自宅で教育を受けるホームスクーリングで学び聖歌隊で歌うこともあった。彼はその後大学時代でもアカペラグループに所属している。John Legendが所属した「ペン・カウンターパーツ」という大学アカペラグループはアメリカの大学の中でも有数のアカペラグループだった。彼の音楽の素地はすでに出来上がっていたことがわかるエピソードである。


そして彼は大学時代、意外な人物と遭遇することになる。それがカニエ・ウェストだ。John Legendの大学のクラスメイトに偶然カニエ・ウェストの親戚がいたということがきっかけで、彼はカニエ・ウェストと出会うことになる。カニエ・ウェストといえばR&Bの歌い手としても著名な人物だ。来日経験ももちろんある有名アーティストでもある。この出会いは仕組まれたかのようにうまくいった。John Legendは本名のジョン・スティーブンス名義でカニエのサウンドを裏方で支えることとなったのだ。一方で彼自身も自主制作のCDをリリースした。「Live at Jimmy's Uptown」などがその代表曲だ。


John Legend名義での活躍のはじまりとこれから


カニエ・ウェストの裏方として音楽を支えてきたJohn Legendは2004年についにJohn Legend名義のアルバムをリリースすることとなる。それが「Get Lifted」だ。その後リリースしたシングルの「Ordinary People」は全米チャート24位にまで記録を伸ばした。John Legendの名前がアメリカに知れ渡ったのはこの頃である。このヒットによってJohn Legendは2006年グラミー賞で最優秀新人賞を受賞。「Ordinary People」は最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス賞を受賞した。同じころの2005年と2007年には来日公演も行っている。彼の人気が世界規模のものとなってきたことのあらわれであった。




John Legendの才能はやがて音楽だけにとどまらず映画方面でも発揮されることになる。2012年の映画「それでも夜は明ける」でサウンドトラックを監修したことを皮切りに、2016年にはキング牧師と公民権運動を描いた映画「グローリー/明日への行進」においてコモンと音楽を共作。主題歌の「グローリー」はアカデミー賞主題歌賞を受賞。その際のJohn Legendのパフォーマンスとスピーチに大勢の人々が惜しみない拍手を送った。最も日本で話題となったのは2017年のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」に出演したことであろう。この映画のサウンドトラックもJohn Legendが関わり制作されたものだ。




おそらくこれからも活動の幅を広げていくであろうJohn Legend。その歌声だけではなく演技力やパフォーマンスも世界を魅了し続ける。年を追うごとに彼の知られざる才能が開かれていく。今最も注目すべきアーティストといえるだろう。次回の来日公演はいつになるか楽しみである。


Photo:https://www.facebook.com/pg/johnlegend/photos


Written by 編集部



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