Daft Punk(ダフト・パンク)、サンプリングネタを探ってみた

Daft Punk(ダフト・パンク)のサンプリングでよりDaft Punkファンになる
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2018.05.06 07:26


Daft Punk(ダフト・パンク)のサンプリングでよりDaft Punkファンになる


Daft Punkのサンプリングネタが見つかった。アルバム「Homework」に収録されている「Fresh」のサンプリングネタがようやく判明したのだ。20年間も不明のままだったを、ファンがよく見つけられたものだ。ネタ探しはアーティストの原点探し。ファンが血眼になって探すのには理由があるのだ。


Daft Punkの天才的サンプリングマジック


サンプリングという作業は繊細かつ感性がモノをいう。いろいろな音源を集めそれらをデジタル機材に取り込む。そして加工し出力をする。サンプリングとは簡単に言えばこのようなものだ。好きな音を集め好きなように加工する。つまり音の切り貼り、感覚による作業と言ってもいいだろう。取得元の音源がいわゆるサンプリングネタと呼ばれることになるのだが、Daft Punkというユニットは誰もが惹かれる音を集める天才だったともいえる。


たとえば彼らの代表曲である「One more time」だがこの曲のいわゆるサンプリングネタの音楽は、エディー・ジョーンズの「More spell on you」であることがわかっている。ただDaft Punkのテクニックはそのまま音源を切り貼りするという簡単なことをするのではない。まずBPMという音のテンポを左右する要素を調整する。そしてピッチを変更することで音が出るタイミングを合わせる。こうしてオリジナリティを入れ込み新たな音楽を誕生させるのだ。ここがハウスミュージックやDJの腕の見せ所でもある。そしてフランスのテクノユニットであるDaft Punkはこれをしれっとやってのけた。おかげで「One more time」は大ヒットを記録し、いまだに人気が衰えることがない。



ソウルミュージックがDaft Punkのテクニックにより派手でキラキラとしたハウスミュージックに仕上がっている。この独自のセンスこそがDaft Punkの魅力の核を形成しているといえるだろう。ちなみにこの「One more time」もサンプリングネタとして使用されることが多い。サンプリングした曲がサンプリングネタになるという現象まで発生しているのだ。



今回話題となった「Fresh」のサンプリングネタ


このように熱狂的なファンや曲作りに関心のある人はDaft Punkのサンプリングネタ探しをよく行う。「One more time」のサンプリングネタも一度聴いただけでわかる人間はほとんどいない。わかりやすくサンプリングを行う場合もあるがそうでないこともあるのだ。


Daft Punkの「Harder, Better,Faster,Stronger」は比較的サンプリングネタがわかりやすいといわれている曲だ。これはエドウィン・バードソングの「Cola Bottle Baby」がサンプリングネタだ。オープニングがそのまま転じているというパターンで非常にわかりやすい。さらにあのカニエ・ウェストの「Storonger」という曲がDaft Punkの「Harder, Better,Faster,Stronger」をサンプリングネタとしてリリースされている。このようにネタの原点を探していくのはアーティストのルーツ、影響を受けた音楽やミュージシャンをたどる面白さがある。Daft Punkは「ランダム・アクセス・メモリーズ」でも自分たちの聴いてきた音楽を作ったミュージシャンたちを招いて演奏を依頼した。彼らのサンプリング熱はとてつもなく強いものだ。そしてその加工センスこそが天才的であることは誰もが認めるところであろう。



冒頭の近年ようやくサンプリングネタが判明した曲というのは、「Fresh」というDaft Punk初期の音楽だ。何せもう20年経過している音楽なのだから不明のままであってもおかしくなかった。だがファンがついに見つけてしまったのである。サンプリングネタはViola Willisというアーティストがリリースした曲で「If You Leave Me Now」だ。Daft Punkは比較的音源をそのまま使うパターンが多いと言われているが、この「Fresh」についてはそうではなかった。「Fresh」で使用される部分は「If You Leave Me Now」の一部を加工して作られている。しかもかなり凝った作り方だ。フレーズを切り取り、ループさせ、さらに半音のパラメーターを1段階アップさせるなど様々な加工が施されていた。ここまでくると見つけたファンの情熱が強く感じられる。



しかしDaft Punkファンがここまでサンプリングネタ探しをするのも、ひとえに彼らが非常に魅力的なユニットであるからにほかならない。今後はどのような音楽をわれわれに聴かせてくれるのか、待ち続けようではないか。


Photo:https://www.facebook.com/daftpunk/photos


Written by 編集部



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