BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)はユニークなヒップホップ・クルーの集まり

総勢15名が作るヒップホップチームBROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)とは
SHARE
2018.05.15 16:43


総勢15名が作るヒップホップチーム BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)とは


LAを中心に活動している新世代クルー・BROCKHAMPTONは、ヒップホップを歌っている。クルーのメンバーは総勢15名、出身地もバラバラのメンバーでできている。そんな15名のメンバーが作るヒップホップ音楽はどのようなものなのか。BROCKHAMPTONについて知って欲しい。




メンバーとのプロセスがユニーク


BROCKHAMPTONのリーダーであるケヴィン・アブストラクトは、もともとソロアーティストとしても活躍しており、高評価を得ていたという。出身はテキサス。プロデューサーとして所属しているベアーフェイスは、ヨーロッパのアイルランド出身である。メンバーの出身地はまったく別で、そんなメンバーがなぜこんなにも息がぴったりのヒップホップを作ることが出来るのだろう。メンバーとの出会い方も面白い。たとえば、ケヴィンの高校時代の同級生もメンバーにはいるし、カニエ・ウエストのファンが集まっている掲示板で知り合ったメンバーなどもいるのだ。出会い方もバラバラで、クルーの形成に至るプロセスもほかとは違ってとてもユニークである。






BROCKHAMPTONはヒップホップ・クルーよりも会社組織のよう


BROCKHAMPTONには、ラッパーの他にもデザイナー、エンジニア、ツアーマネージャーまでおり、ヒップホップ・クルーと考えるよりも会社組織と考えたほうが早いかもしれない。そんなメンバー構成は、単に音楽を製作するためだけのメンバーとして集った仲間というわけではないのがわかる。ケヴィン自身は「自分の友達が欲しかったし、自分たちで発信できるメディア・プラットフォームを作りたかった」とも言っている。ある意味このメンバーはケヴィンの期待通りの構成になっているのだ。オッド・フューチャーのようなスタイルを彷彿とさせるユーモアのある音楽スタイルだけではなく、LAで活動している点も似ている。ただし、オッド・フューチャーよりもさらに進化しているのがBROCKHAMPTONであろう。


自称「アメリカン・ボーイズ・バンド」


BROCKHAMPTONのヒップホップ・メンバーたちは、自分たちのことを「アメリカン・ボーイズ・バンド」だと言っている。自分たち自身でそう呼んでいるのだが、ボーイズ・バンドというのは「男性グループ」という意味合いがある。たとえば、にバックストリートボーイズやイン・シンクなどをそう呼んでいる人たちも多い。だが、BROCKHAMPTONはなぜそのように自分たちを呼ぶのだろう。それは、ヒップホップ・クルーという雰囲気だけではなく、グループであり、全員で作り上げるものがあるからだ。彼らの音楽は誰か一人では出来ない。クルーたち全員で「BROCKHAMPTON」というボーイズ・バンドなのだという意味なのである。2017年にはアルバム三部作の『SATURATION』シリーズをリリースしているのだが、「ウエスト・コーストのウータン・クラン」と評されるほ前作を上回るスリリングさを持ち合わせているということだ。




役割と個性の塊がBROCKHAMPTONの音楽性


BROCKHAMPTONは恐ろしいスピードで作品を作り続けている。15人のメンバーそれぞれが違う役割を持ち、新しい創作活動を考えて行動している。ラッパーやディレクター、フォトグラファー、エンジニア、そしてDJといったメンバーがおり、彼らがやりたいことを追求し実現するのだ。プロデューサーやグラフィック・デザイナーなどもおり、自分たちが出来ること、やってみたいことだけではなく、メンバーを生き生きとさせる役割をそれぞれが理解している。その構成メンバーの多様性を考えて、グッズやビデオは全てセルフ・プロデュースしているのだが、このおかげでメンバー全員の個性を感じさせるヒップホップになっている。もちろんそれだけではなく、グループ全体がやはりひとつの会社のように役割とやりたいことを同時にかなえることが出来るように行動し、BROCKHAMPTONを作っているのだ。彼らの曲はその個性の塊で出来ている。


Photo:http://brckhmptn.com/


Written by 編集部



SHARE