Rolandが #909day に特設サイト公開、名機TR-909の歴史やカルチャーを紐解く

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先月の#808day、”808の日”に続き、今年もRolandが#909day、”909の日”を祝し、TR-909をフィーチャーした特設サイトを公開した。
#909day 特設ページを公開しました。
TR-909 RHYTHM COMPOSERと、909サウンドと共に発展した音楽やカルチャーについて振り返ります。
詳しくはこちら⬇️
— Roland | ローランド公式 (@MyRoland) September 9, 2019
1983年に1983~1984年にかけて製造されたTR-909は、ハウスミュージックとテクノミュージックの中心的機材として使用されてきた名ドラムマシーンだ。特設サイトでは1982年に生産を終了したTR-808の後継機として生まれたTR-909のデジタルサンプリングしたドラムサウンドを採用したマシンではなく、ドラムサウンドをアナログで実現する"ドラムシンセサイザー”として開発アイディアを追求してきた歴史やパンチのあるアナログサウンドとシャープなハイハット/シンバル・サウンドのコンビネーションによる象徴的なサウンドの魅力を紹介。
さらにローランドのリズムマシンとして初めてMIDIを搭載したことや、シーケンサー機能、1983年に約1300ドルで発売されるも約1年間で1万台製造されただけで製造が終了したことなどトリビア的な情報などを含め、TR-909の魅力を紐解く内容になっている。
そのほかにも1985〜1995年の間に生まれたTR-909を使用して制作されたハウス、テクノの名曲も紹介。Frankie Knuckles「Your Love」、Inner City「Good Life」、Joey Beltram「Energy Flash」、Derrick May「Strings of Life 」、Orbital「Chime」、Jeff Mills「The Wizard」、Synstem7/Derrick May「Altitude」など、TR-909がダンスミュージックの聖地であるシカゴ、デトロイト、ニューヨーク、ロンドンなどで活動する当時の若手ミュージシャンに伝わることで生まれたクラシックの数々がフィーチャーされている。
特設サイトは、それらを三部に分けて紹介。パート毎に現れる”マーク”もTR-909のボタンを模したもので、味がある。この記念すべき日に是非、特設サイトの内容をチェックしてみてはいかがだろうか?
なお、block.fmでは#909dayを祝し、無料アプリからクローン機まで909機材を特集する記事も公開中だ。
関連記事:#909DAY 無料アプリからクローン機まで909機材を特集!
written by Jun Fukunaga
source:https://www.roland.com/jp/promos/roland_tr-909/
photo: Roland Twitter