揺蕩うグルーヴとジャズのサンプリングを再構築したサウンドが、ヒップホップからジャズシーンまで支持を集めるトラックメイカーデュオの最新アルバム。音作りのこだわりや客演参加のmabanua、OMSB、SUKISHA、ZINから受けた影響まで、作品に込めた思いを聞いた。

福岡・大分を皮切りに大阪、兵庫、沖縄、神奈川、福島などの各地域を巡業予定。

<p>ジャズを再構築したサウンドが魅力のトラックメーカーデュオ906 / Nine-O-Sixによる最新アルバム『LOVE ON THE LUCKS』が話題となっている中、全国ツアー『906 / Nine-O-Six “LOVE ON THE LUCKS” RELEASE TOUR』を開催する。</p>
<p>アルバムには、Singer/Track Maker/Multi-instrumentalistのSUKISHAや、マルチクリエイターmabanua、SSWのZIN、ラッパーOMSBといった豪華な面々が参加した、全19曲を収録。HIP HOP/ジャズを基盤に、グルーヴィーなトラック、さらにメロディアスなボーカルディレクションが光る一枚。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="906 / Nine-O-Six - Fill my cup feat. mabanua【OFFICIAL MUSIC VIDEO】" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/SuHfxGGdFnU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>ツアーでは、福岡・大分を皮切りに大阪、兵庫、沖縄、神奈川、福島などの各地域を巡業予定となっており、6月には東京でのツアーファイナルを恵比寿NOSにて、今回のアルバムにちなんだ豪華ゲストを迎えての開催を予定している。開催日時/場所は順次発表予定。</p>
<p><strong>■イベント情報</strong></p>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/02174221/1-906-release-tour.jpg" alt="906 tour" /><br />
『906 / Nine-O-Six “LOVE ON THE LUCKS” RELEASE TOUR』</p>
<p>◉2023年2月3日（金） at 福岡（DAY）<br />
・会場：With The Style<br />
・所在地： 〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南１丁目９−１８<br />
・電話： 092-433-3900<br />
<a href="https://www.instagram.com/p/CoFQupuvzy1/">https://www.instagram.com/p/CoFQupuvzy1/</a></p>
<p>◉2023年2月3日（金） at 福岡 (NIGHT)<br />
・会場：The Voodoo Lounge<br />
・所在地： 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴１丁目８−３８ WAVE BLDG 4F<br />
・電話： 092-732-4662<br />
<a href="https://www.instagram.com/p/CnwNeC6Jmjg/">https://www.instagram.com/p/CnwNeC6Jmjg/</a></p>
<p>◉2023年2月4日（土） at 大分（DAY）<br />
・会場：10 COFFEE BREWERS<br />
・所在地：〒870-0035 大分県大分市中央町３丁目６−１３<br />
・電話：097-535-9292<br />
<a href="https://instagram.com/ten_coffee.oita?igshid=YmMyMTA2M2Y">https://instagram.com/ten_coffee.oita?igshid=YmMyMTA2M2Y</a>=</p>
<p>◉2023年3月4日（土） at 福島（NIGHT）<br />
・会場：Club NEO<br />
・所在地：〒960-8035 福島県福島市本町５−１BF1<br />
・電話：024-522-3125<br />
<a href="https://instagram.com/neo_fukushima?igshid=YmMyMTA2M2Y">https://instagram.com/neo_fukushima?igshid=YmMyMTA2M2Y</a>=</p>
<p>and more!</p>
<p>TOUR FINAL - 2023年6月4日（日） at 東京・恵比寿NOS</p>
<p><strong>■リリース情報</strong></p>
<p>アーティスト : 906 / Nine-O-Six<br />
タイトル : LOVE ON THE LUCKS<br />
配信発売日 : 2022年11月30日(水)<br />
CD発売日 : 2022年12月16日(金)<br />
配信リンク : <a href="https://906.lnk.to/LoveOnTheLucks">https://906.lnk.to/LoveOnTheLucks</a><br />
CD発売リンク : <a href="https://manhattanrecords.jp/LOVE+ON+THE+LUCKS/product/0/4582695060300/">https://manhattanrecords.jp/LOVE+ON+THE+LUCKS/product/0/4582695060300/</a></p>
<p>[Track List]</p>
<ol>
<li>Blended</li>
<li>Icy rain</li>
<li>Shade tree (feat. ZIN)</li>
<li>A nutty idea</li>
<li>Fill my cup (feat. mabanua)</li>
<li>Grey smoke</li>
<li>Ciggie</li>
<li>Old crop</li>
<li>Very earthy</li>
<li>Over the slope (feat. OMSB)</li>
<li>White in Black</li>
<li>And milk</li>
<li>Bitter night</li>
<li>Drip of a mind (feat. SUKISHA)</li>
<li>Puddle (Album mix)</li>
<li>Filter through</li>
<li>Crisp day</li>
<li>non suger</li>
<li>Love on the Lucks</li>
</ol>
<p>■906 / Nine-O-Six (ナイン・オー・シックス)<br />
2010年大阪にて結成の、トラックメーカーデュオ。 ジャズのサンプリングを分解、再構築し、ブラックミュージック特有の揺らぎをもったグルーヴと、暖かいメロディーに乗せた緻密なラップが見事に融合された作品は、ヒップホップ界はもちろん、ジャズ界やダンス業界などからも高い支持を集めている。</p>
<p>Instagram <a href="https://www.instagram.com/906nineosix/">https://www.instagram.com/906nineosix/</a><br />
Twitter <a href="https://twitter.com/906_codomo?lang=ja">https://twitter.com/906_codomo?lang=ja</a><br />
YouTube <a href="https://www.youtube.com/watch?app=desktop&amp;v=41WTEiZ7tD0">https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=41WTEiZ7tD0</a><br />
Facebook <a href="https://m.facebook.com/profile.php?id=100063755274795&amp;locale2=ja_JP&amp;_rdr">https://m.facebook.com/profile.php?id=100063755274795&locale2=ja_JP&_rdr</a></p>


トラックメーカーデュオ・906 / Nine-O-Six　最新アルバムを引っさげ全国ツアー『“LOVE ON THE LUCKS” RELEASE TOUR』開催決定

増田 “takeyan” 岳哉

Ren “Reny” Hirabayashi

<p>日本のヒップホップレーベル SUMMIT が毎回テーマを変えてお送りする神出鬼没の番組。</p>


日本のヒップホップレーベルSUMMITのプログラム

SUMMITimes

SAYZ

<p>シンガーのZINとデザイナーのSAYZが世の中の色々なヒト・コト・モノにフォーカスをあてそのトピックにまつわる音楽やエピソードを深掘りしトークする番組です。</p>


ヒト・コト・モノにフォーカスをあてる音楽番組

DIG SAYZIN

<p>2人組のトラックメイカーデュオ、906 / Nine-O-Sixが新作アルバム『LOVE ON THE LUCKS』をリリースした。</p>
<p>大阪を拠点に2010年に活動開始。共通の友人をきっかけに出会い、一緒にビートを作り始めた906 / Nine-O-Sixだが、結成から13年を迎え、4作目となるアルバムは“自分たちの集大成のようなアルバムにしたかった”と語る。</p>
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/7uoX7tsgF4yRE8vJCljmCR?utm_source=generator" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p>
<p>ジャズのサンプリングを分解、再構築するサウンドと、ブラックミュージック特有の揺らぎのあるグルーヴがヒップホップ界やジャズ界からも支持を集める彼らに、「906 / Nine-O-Sixの作品において、“906印”とも言える要素は何か？」と尋ねると、今回インタビューに応じてくれた本田氏は「グルーヴ」と答えた。</p>
<p>「僕はロック、相方はレゲエやR&amp;Bが好きだったんですが、一緒にビートを作り始めたときに最も影響を受けたのはJ・ディラとマッドリブ。僕ら世代には彼らから影響を受けた人は多いと思う。いわゆるオフビート、揺蕩う感じのグルーヴに衝撃を受けて。深さを感じるこの独特なグルーヴはどうやって作るんだ？というのを相方と本当にのめり込んで研究したんです。そこからジャズやブルースのグルーヴや小節の使い方を学んだり、ビートに対してどう歌を乗せるか、などいろんな視点から考えてきました。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="J Dilla - Last Donut of the Night (Donuts) Official Video" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/fC3Cthm0HFU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>今回のアルバム『LOVE ON THE LUCKS』には客演としてシンガーソングライターのZIN、プロデューサー/ドラマーのmabanua、SUMMIT、SIMI LAB所属のラッパーOMSB、シンガー/トラックメイカーのSUKISHAという面々が参加している。その中でもmabanuaとOMSBは906 / Nine-O-Sixと同様、J・ディラから大きな影響を受けているアーティストだ。</p>
<p>「アルバムを作る上で客演を入れようという話になり、自分たちが一緒にやりたいアーティストを挙げさせてもらいました。今回参加してもらった方々は、流行りではなく、自分の音楽を突き詰めている人。5年、10年経っても聴けるような音楽を作っている人ばかり。」</p>
<p>特にmabanuaとの制作は自分の視野をさらに広げてくれた、と本田氏は語る。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/08122141/APhoto_mabanua_2018_SQs.jpg" alt="mabanua" /><br />
「mabanuaさんに自分たちのビートで歌って欲しいという気持ちはありましたが、まさかOKいただけるとは思ってなくて。mabanuaさん自身も他の人のビートで歌った経験があまりなく、挑戦にもなるし面白いと思ったと言ってくださって、本当に嬉しかったです。グルーヴに関しては僕らもかなり突き詰めてきたし自信もあったんですけど、mabanuaさんはそのさらに先を行っていた。ビートのことを全部理解してアプローチしてくれている。僕が考えていたよりももっと細かいところを意識してくれていて、でもそれは確実に自分が考えていたことの延長線上にあるんですよ。それにとにかく感動しました。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="906 / Nine-O-Six - Fill my cup feat. mabanua【OFFICIAL MUSIC VIDEO】" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/SuHfxGGdFnU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>同様に、“自分たちのビートでラップしてもらいたい人”として挙がったのがOMSBだったという。リリックの書き方、声の存在感など、日本のヒップホップシーンの中でも特に注目していた存在だったそうだ。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/08122145/APhoto_OMSBs.jpg" alt="OMSB" /><br />
客演アーティストを迎えるにあたって、906 / Nine-O-Sixは“彼らがいつもやっていないことを自分たちの作品でやってもらおう”ということを強く意識した。</p>
<p>「もともと決まっていたビートがあったけど、OMSBさんの参加が決まった後に急遽別のビートを作ったんです。そうしたら“このビートでいきたい”と言ってくださって。リリックも自分の作品くらいめちゃくちゃ気持ち込めて書いてくれた。もう、衝撃でしたね。本人からしたら当たり前のことなのかもしれないけど、こんなに気合いと意味を込めた歌詞を書いてくれるなんて。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Over the slope" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/8pjjYQ1qg48?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>906 / Nine-O-Sixの作品を語る上で、グルーヴと共にもう一つ欠かせない要素が“サンプリング”だ。</p>
<p>「映画でも、“実は繋がっていて伏線になっている2つのシーン”とか、“このシーンではバックでかかってる音楽と服装の時代感をわざと合わせている”とか、小さな仕掛けや繋がりが大好きなんです。だから音楽を作るときも、コンセプトに沿った一貫性をもたせるということを大事にしていて。例えばジョン・コルトレーンの奥さんが弾いているピアノを土台にするなら、その上にジョン・コルトレーンのサックスを乗せてみよう、とか。全く別の楽曲からサンプリングしていたとしても、そうやって意味を繋げて作っています。」</p>
<p>「7、8年前にTwitterで“サンプリングは音楽なのか？”っていう議論があったこともあるんですけど。サンプリングによって曲の中の一部分が違った形でフィーチャーされて、“こんな曲があったんだ”って発見したときは、いつもテンションが上がる。元ネタをまんま使うこともあるけど、全く違った使い方をしてるときは、サンプリングってある意味楽器的だなと思うこともあります。同じ元ネタでも作る人が違ったら全く違う作品になるし、“ジャズのこういうグルーヴが進化してヒップホップになったんだ”っていう歴史を音で感じることもできる。サンプリングによって新しいアーティストや曲と出会うこともできて、組み合わせによって可能性が無限に広がるのがサンプリングの魅力だと思います。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="【MV】 906 &quot;Nine-O-Six&quot; - Puddle (prod.906)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/cy520_2KJKA?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>今まで出してきた3枚のアルバムでは、サンプリングの年代やジャンルに統一感を持たせて楽曲を作ってきたが、今回のアルバムではそういった縛りを取り払い、自由に好きな音楽を詰め込んだと話す。</p>
<p>「過去の3作品でその部分はやり尽くした感じがあって。2人で10年以上やってきて、もともと僕はロックが好き、相方はレゲエやR&amp;Bが好きという背景もある中で、だったら良いと思ったものは全部やってみよう、と。好きな音楽の要素を詰め込んだ上で、一貫性のある作品作りにチャレンジしようと思って作ったのが今回の『LOVE ON THE LUCKS』です。」</p>
<p>3曲目の「Shade tree」で参加したZINは、“ZIN &amp; 906 / Nine-O-Six”というダブルネームでも作品を出すなど、906 / Nine-O-Sixにとって盟友とも言うべき存在だ。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/08122153/APhoto_ZINs.jpg" alt="ZIN" /><br />
「アルバムを作る上で、ZINくんには絶対参加してもらおうと思ってました。今までの“ZIN &amp; 906 / Nine-O-Six”はジャズをベースにZINくんと僕が歌うという部分が良さであり個性だった。今までいろんなジャズをやってきたけど、今回は今までと違う感じのジャズをやりたくて。疾走感があって、怪しすぎず、でも明るすぎないような。この曲のビートは2年前の9月6日にできたビートで、そのときから“これはZINくんとやな”って思ってたんですよ。」</p>
<p>幾度も一緒に制作をしてきた仲だが、今回もZINとの制作には新たな発見があったという。</p>
<p>「もともと僕が書いていたリリックの内容がすごく暗かったんですよ。めちゃくちゃ気持ちがやさぐれてるときに書いたから。でもそこからZINくんが書いてくれた歌詞が、その暗さを汲み取りつつも、希望の匂いを感じさせる内容だった。その歌詞ができてから、どんどん楽曲の内容が変化していったんです。2人で作ってるからこその変化だったと思うしすごく面白い体験でした。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Shade tree" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/icqBeo6vCAM?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>906 / Nine-O-Sixの楽曲制作は、相方が土台となるビートを作り、そこに本田氏が歌をのせる。その上で本田氏がサンプリングネタを乗せていき、編集やMIXは相方が行う、というのが基本的な流れで、何度もラリーを繰り返しながら楽曲が完成するそうだ。アルバムに関しては曲間の繋ぎもMIX CD的に聴けるよう作られており、アルバムとして通しで聴いたときに、最後まで緩急の波が途切れずに続くような曲順にもこだわりが感じられる。</p>
<p>「今までのアルバムは後半にかけて落ち着いてしまうことが多く、だから今回は流れをガラッと変える要素が後半にほしかった。それをSUKISHAさんが見事にやってくれました。」<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/08122149/APhoto_sukisha_bus_sqs.jpg" alt="SUKISHA" /><br />
「基本的には僕が先に書いてから客演のアーティストに投げるんですが、SUKISHAさんだけは先に書いてもらったんです。それは、“この人はこのビートに対して何をしてくるんだろう？”っていう期待があったから。戻ってきたものは、歌はもちろん言葉のチョイスも最高だし、編曲や鍵盤のソロも入れてくれていて。それで曲調がガラッと変わって、アルバム全体の流れに変化が出たんです。何も言っていないのにそこまでしてくれるとは、本当に想像を超えるものを返してくれました。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Drip of a mind" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/eGQnlznya6c?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>後半にかけて流れを変えたかった理由は、“最後の2曲”にあると言う。</p>
<p>「実は、この最後の2曲がアルバムの中で一番最初にできていたんです。もともとは実験的に作っていたものだったけど、2人とも気に入っていて。アルバムを作る上で“好きな要素をなんでも入れてみよう”と決めたのは、この曲にこれからの906 / Nine-O-Sixとしての可能性を感じたところからスタートしてるんですよね。」</p>
<p>ロック調の楽曲に驚いたという声も多かったそうだが、本田氏は“自分たちのことをヒップホップだと言うのは違和感がある”と話す。</p>
<p>「もちろん土台は完全にヒップホップ。だけど、僕らの音楽がどのジャンルかは聴く人に委ねてもいいかなって。ヒップホップだと思って聴いてくれている人がいればヒップホップでいいし、ロックやレゲエと思ってもらってもいい。僕らはどちらかというとジャンルに縛られずにいろんな音楽を吸収して、もっと新しいことに挑戦してみたいという気持ちが音楽を作る上での原動力になっているので。」</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="non suger" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/hvQZNg7FBjg?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>『LOVE ON THE LUCKS』のアルバム・コンセプトは“コーヒー”。様々な産地の豆や、焙煎の仕方が違う豆をブレンドして、一粒一粒に個性があるものを一杯のコーヒーに落としたときにその個性が融合して一つの味になるように、様々な音楽の要素を入れながらも、ひとつの作品として楽しめるようなアルバムを目指したそうだ。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/08123423/FkEflApacAAMm_C.jpeg" alt="LOVE ON THE LUCKS" /><br />
「タイトルにある“LOVE”は、自分が10数年通して書いてきたリリックを見直して、改めて共通しているのは“愛”について書いているということ。そして、今回のアルバムから僕らに関わってくださる人が一気に増えた。マネジメントのU-YAさん、Manhattan Recordingsの粟倉さん、他にも客演のアーティストや演奏で参加してくれたミュージシャンの皆さんなど。出会いって“運”でもあると思っているので、関わってくださった人たちには本当に感謝していて。おかげで『LOVE ON THE LUCKS』は自分たちでも集大成だと言える作品が完成したと感じています。」</p>
<p>アルバム『LOVE ON THE LUCKS』を引っさげて、初めての全国ツアーも開催が決定した。</p>
<p>「初めて訪れる土地で、また新しい人との繋がりができるのが楽しみです。次の作品に関しても動き出していますし、ライブでもバンドセットなどの形にもチャレンジしてみたい。」</p>
<p>13年分の情熱を注ぎ込んで作り上げられた『LOVE ON THE LUCKS』。906 / Nine-O-Sixのフィルターを通して抽出された音楽は、今日も、明日も、5年10年先も、聴く人の生活をホッと暖めてくれるような存在であり続けてくれることだろう。そして、絶えぬ探究心を土台に紡がれていく“これからの906 / Nine-O-Six”を耳にするのも、遠い未来ではなさそうだ。</p>
<h3>【ツアー情報】</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/02174221/1-906-release-tour.jpg" alt="906 tour" /></p>
<p><strong>『906 / Nine-O-Six “LOVE ON THE LUCKS” RELEASE TOUR』</strong></p>
<p><del>◉2023年2月3日（金） at 福岡（DAY） 会場：With The Style</del><br />
終了</p>
<p><del>◉2023年2月3日（金） at 福岡 (NIGHT) 会場：The Voodoo Lounge</del><br />
終了</p>
<p><del>◉2023年2月4日（土） at 大分（DAY） 会場：10 COFFEE BREWERS</del><br />
終了</p>
<p>◉2023年3月4日（土） at 福島（NIGHT）<br />
・会場：Club NEO<br />
・所在地：〒960-8035 福島県福島市本町５−１BF1<br />
・電話：024-522-3125<br />
<a href="https://instagram.com/neo_fukushima?igshid=YmMyMTA2M2Y">https://instagram.com/neo_fukushima?igshid=YmMyMTA2M2Y</a></p>
<p>and more!</p>
<p>TOUR FINAL - 2023年6月4日（日） at 東京・恵比寿NOS</p>
<h3>【リリース情報】</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2022/11/30160604/AL-JKT_LOVE-ON-THE-LUCK_3000pxl_re.jpg" alt="AL JKT_LOVE-ON-THE-LUCK_3000pxl_re" /><br />
アーティスト : 906 / Nine-O-Six<br />
タイトル : LOVE ON THE LUCKS<br />
配信発売日 :  2022年11月30日(水)<br />
配信リンク :  <a href="https://906.lnk.to/LoveOnTheLucks">https://906.lnk.to/LoveOnTheLucks</a></p>
<p>CD発売日 : 2022年12月16日(金)<br />
CD発売リンク : <a href="https://manhattanrecords.jp/LOVE+ON+THE+LUCKS/product/0/4582695060300/">https://manhattanrecords.jp/LOVE+ON+THE+LUCKS/product/0/4582695060300/</a></p>
<p>[Track List]</p>
<ol>
<li>Blended</li>
<li>Icy rain</li>
<li>Shade tree (feat. ZIN)</li>
<li>A nutty idea</li>
<li>Fill my cup (feat. mabanua)</li>
<li>Grey smoke</li>
<li>Ciggie</li>
<li>Old crop</li>
<li>Very earthy</li>
<li>Over the slope (feat. OMSB)</li>
<li>White in Black</li>
<li>And milk</li>
<li>Bitter night</li>
<li>Drip of a mind (feat. SUKISHA)</li>
<li>Puddle (Album mix)</li>
<li>Filter through</li>
<li>Crisp day</li>
<li>non suger</li>
<li>Love on the Lucks</li>
</ol>
<h3>【プロフィール】</h3>
<p><strong>[906 / Nine-O-Six (ナイン・オー・シックス)]</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2022/11/30160608/APhoto_906_.jpg" alt="APhoto_906_" /><br />
2010年大阪にて結成の、トラックメーカーデュオ。 ジャズのサンプリングを分解、再構築し、ブラックミュージック特有の揺らぎをもったグルーヴと、暖かいメロディーに乗せた緻密なラップが見事に融合された作品は、ヒップホップ界はもちろん、ジャズ界やダンス業界などからも高い支持を集めている。</p>
<p>Instagram <a href="https://www.instagram.com/906nineosix/">https://www.instagram.com/906nineosix/</a><br />
Twitter <a href="https://twitter.com/906_codomo?lang=ja">https://twitter.com/906_codomo?lang=ja</a><br />
YouTube <a href="https://www.youtube.com/watch?app=desktop&amp;v=41WTEiZ7tD0">https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=41WTEiZ7tD0</a><br />
Facebook <a href="https://m.facebook.com/profile.php?id=100063755274795&amp;locale2=ja_JP&amp;_rdr">https://m.facebook.com/profile.php?id=100063755274795&locale2=ja_JP&_rdr</a></p>


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インタビュー｜906 / Nine-O-Six　目指すグルーヴのその先へ、13年の探求と開拓から生まれた集大成『LOVE ON THE LUCKS』が開く新しい扉

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