ヒップホップ東西抗争で、2パックとDe La Soulの知られざるビーフはなぜ起きた? 未発表の2パック直筆ライナーノーツから考える

2pacの死後にリリースされたアルバムに寄せられた手書きのライナーノーツには東海岸だけでなく西海岸のアーティストにも向けられたメッセージが書かれていた!!
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2018.04.09 03:45
2パックが銃撃によって死亡した1996年9月から2ヶ月たってリリースされたアルバム『The Don Killuminati: The 7 Day Theory』の直筆ライナーノートが発見され、オークションにかけられた。

そこでは、2pacがNotorius B.I.G.(ノトーリアス・BIG)とDiddyに対して「quetly conspiring my downfall」と始まり、B.I.G.の妻のフェイス・エヴァンス(Faith Evans)にも言及(”low self-esteem”、”beat up pussy”)。また元レーベルメイトのDr. Dre(ドクター・ドレー)を「closet homo」と呼び、Nasにも「not minding his business」とdissりが続く。さらには、De La Soul(デ・ラ・ソウル)までDissしていた衝撃的なメッセージが書かれていたことがわかった!!

さらには1994年にレコーディング・スタジオで銃撃された際の主犯格と思われる人物、Jacques “Haitian Jack” AgnantとWalter “King Tut” Johnsonの名前も記載されている。





Notorious B.I.G.だけではなかった2pacの矛先

2パックの死後、1年も絶たずして24歳で殺されたNotorious B.I.G.も、亡くなった原因はお互いのビーフによるヒップホップ東西抗争であったことは有名だが、2パックがDissしていた相手はNotorious B.I.G.と彼が所属するレーベル「Bad Boy Records」だけではなかったようだ。


特に驚きは、De La Soulではないだろうか。2パックのライナーノーツで、De La Soulを「fat washed up bums.」と呼んでいる。そもそも彼らは当時のギャングスタ・ラップ主流の流れから違うアプローチでシーンに躍り出てきたはずであり、2パックとの共通項は無かったのではと思われる。実際にDe La Soulに向けて書かれたリリックはアンリリース曲の「Watch Ya Mouth」の中の一節のみだ。


「De-La got a problem with this hard shit. Ever since "Me myself and I" y'all been garbage」

(デラはこのハードな曲を聴いて縮こまってるんだろ。 「Me myself and I」の時からお前らはクソだぜ)




2パックとDe La Soulの知られざるビーフ

両者のビーフに関しては決してメジャーではない。しかし片方の言いがかりでもなかったようだ。2パックの代表曲「I Get Around」のMVの中で女性をはべらせているシーンがあるが、De La Soulの「Ego Trippin' part2」のMVでは2パックそっくりの男性が電話をしながら女性の尻を叩くシーンがあり、De La Soulが自分を嘲笑していると2パックは感じたようで、どうやらこのMVがきっかけで両者に亀裂が入ってしまったようだ。






実際のライナーノートは個人の名前は載せておらず、一番最後の「WAR TIME!」以下の部分だけとなっている。


近年は2パック関連のオークションが目立っている。2016年には2パック直筆の手紙、2017年には彼が撃たれた時に乗っていたBMWがオークションに出された。そして今回のライナーノートは4月11日にオークションハウス「Gotta Have Rock and Roll」によって競売され、開始価格は3万ドルを予定しているそうだ。ライナーノートは「2パックにとても近い人物」からの提供だそうだがもちろん公表はされていない!!




参照:

http://www.complex.com/music/2018/04/2pac-takes-aim-at-jay-z-dr-dre-biggie-lost-liner-notes-the-don-killuminati-the-7-day-theory


Written by #BsideNews

Photo: youtubefacebooktwitter

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