2020年に発表されたユニークなMIDIコン・シーケンサー

ちょっと新しい何かを感じさせてくれた機材を紹介!
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2020.12.29 13:00

written by Yui Tamura



コロナ期間にますます盛り上がりを見せたクラウドファンディングは、音楽機材メーカーでも当たり前の存在になってきており、今年はDIYに近いノリの制作者によるユニークな音楽機材の発表が目立った。


そんな中でも密かに盛り上がりを見せていたのが、シーケンサー/MIDIコントローラーだ。Expressive E の「Touche」やRoliの「Seaboard」以降、既存の概念にとらわれないコントローラーが少しずつ現れはじめ、DAWやバーチャルシンセのMPE対応の広がりもありMIDIコントローラーに新たな概念と潮流が生まれつつある。


当記事では2020年に発表された、独特な発想が面白かったシーケンサーやMIDIコントローラーを紹介する。





Lumatone Microtonal Keyboard


275個のプログラム可能な六角形のキーが面白い、SF映画の未来に出てきそうなMIDIコントローラー。あらゆるチューニングをマッピングでき、作れるサウンドもフューチャリスティック。六角形の各鍵盤には好きな色を設定できるので、パフォーマンスでも映えそうだ。


タッチとしてはセミウェイテッドのため、キーボードプレイヤーにとっての打鍵感もしっかりと考えられているようだ。普通のキーボードと比べると、びっしりと鍵盤が凝縮されているので、通常の鍵盤では演奏できないようなフレーズもパフォーマンスできるだろう。





TUKRA


ユーロラックモジュールの流行に伴い、小型シンセと同様に盛り上がりを見せる小型シーケンサー。こちらは小型シーケンサーにドラムシンセとサンプラーも搭載したオーフインワン機材。


オーディオとMIDIを備えた8トラックのシーケンサーとして、eurorackモジュールやDAW、その他midiデバイスと接続して利用できる。ユニークな象形文字のようなシーケンサーボードのデザインも秀逸。




Joyst JV-1


プレステなど家庭用ゲーム機のコントローラーにはお馴染みとなった、親指ジョイスティックを39本搭載したMIDIコントローラー。開発者によれば従来のピアノ型のMIDIコントローラーの呪縛を離れ、エレキギターのように各指でピッチベンドできるようなコントローラーを目指したそう。


各ジョイスティックは一つ一つが鍵盤となっており、2オクターブ分のジョイスティックが搭載されている。ジョイスティックの操作で各音符をオクターブシフトや、MPEによりジョイスティックでノートごとのピッチベンドもできる。




MP MIDI Controller


32個のノブと大きなタッチスクリーンを搭載したハイブリッドなコントローラー。


DAW上のバーチャルシンセやプラグイン・エフェクトのパラメータをマッピングしてコントロールできる。DAW上のシンセのコントロールはどうにも直感的になりづらかったが、MP MIDI Controllerならかなりハードウェアに近い感覚で作業できそう。


販売価格は650ユーロで、性能を考えると飛び抜けて高い設定ではなく、今後が楽しみなコントーラーだ。




source:

https://www.lumatone.io/

https://www.tesseractmodular.com/eurorack-modules/tukra

https://www.joyst.ie/

https://mpmidi.com/


photo:

https://youtu.be/jyvQnAtlnek

https://youtu.be/YfZseWBnijU

https://youtu.be/-YFlrPu_Qs0

https://youtu.be/8aINFd1b6UI





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