HipHopはこの先どこへ? 世代別に変化する音と文化、その行き先とは‼︎

80年代、90年代、2000年代そして現在から未来へと継承されていく文化とそうでないもの。新しい世代が示す先には何があるのか?
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2018.04.17 13:00


繋がれていく文化


HipHopの文化を少しでも知ればある世代が次の世代に影響を与えていることを感じる事ができる。


80年代のHipHopヘッズは伝説的なBEEFとなった「Bridge War」とRun DMC(ラン・DMC)の結成について今でも思い起こし、10年時計の針を進めるとJay-Z(ジェイ・Z)やBiggie(ビギー)2pac(トゥー・パック)Outkast(アウトキャスト)らがリーダーだったと90年代のヘッズは語っている。2000年代初頭になるとLil Wayne(リル・ウェイン)のミックステープやアトランタのHipHopがシーンを支配し始めていた。それぞれの世代で独自のエッセンスを加えて成長し、今ではポップカルチャーをも巻き込んでいる。



売人がリーダーだった90年代


Biggieの成功は売人だったラッパー達の1つの指標となった。Biggieが初めての売人出身ラッパーではないが、彼はそのスタイルを自分のものにした最初のラッパーだろう。そのあとに続く東海岸のラッパーにはそれぞれのゲットーライフや売人としての世界を垣間見る事ができ、鮮明で明確なメッセージで歌詞に込められ、伝えられた。





2000年代にLil Wayneが与えた影響


Biggieの死から時は経ち、HipHopのメインステージはニューヨークからアトランタへと移行していく。2000年初期にLil Wayneがリリースしたミックステープシリーズは多くの若者に影響を与え、それは90年代と同様にドラッグにも変化を与えた。Lil Wayneの中毒性のあるラップは麻薬から移行し、薬品(リーン)を摂取する憧れへと若者を駆り立てたのだ。Lil Wayneに関しては顔のタトゥーも流行の先駆者だっただろう。





Kanye Westの登場


Drake(ドレイク)Big Sean(ビッグ・ショーン)Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)ら、Kanye West(カニエ・ウェスト)の申し子とも言えるラッパー達も今やチャートに載る常連組だ。アメリカにおけるエレクトロな音楽とHipHopの融合はKanye Westの「Stronger」がキッカケとなり10年経った現在当然のようにポップカルチャーにも受け入れられている。そしてもちろんファッション業界にも大きな影響を与えた。






新世代に昇華されていくスタイル


80年代生まれのファンがJay-ZやNas(ナズ)に影響をうけたように現代の若者はDrakeやKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)から大きく影響を受けているだろう。Drakeはシンガー・ラッパーとしての地位を確立したし、Kendrick Lamarは世界中をその歌詞の世界に引き込んだ。Migos(ミーゴス)やA$AP Mob(エイサップ・モブ)のようなグループは今で言うところのGoodie Mob(グッディ・モブ)やWu-Tang Clan(ウータン・クラン)と呼べるのかもしれない。Lil Wayneから受け継がれたドラッグカルチャーはFuture(フューチャー)のようなスタイルにT-Pain(T・ペイン)のオートチューンとともに継承されている。

今後10年間でHipHopはどう成長していくのか。成熟した文化となったHipHopは多くのジャンルの音楽にとって新たなプラットフォームとなった。なかには変化を嘆き、それぞれの時代を懐かしむ人もいるだろう。しかし、耳を塞がずに今のHipHopを聴くとそれぞれの世代の副産物から成り立っていることがわかり、それは今でも枝分かれしていてニッチなマーケットにまで広がっているのだ。Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)のようなアーティストは過去に予想もできなかったほど、新しいサブカルチャーの形成に影響を与えている。


HipHopの未来はより多様でユニークで広く受け入れられていくだろう。この先も楽しみで仕方がない‼︎



参照:

https://www.hotnewhiphop.com/what-will-the-next-generation-of-rappers-sound-like-news.45756.html


Written by #BsideNews

Photo: massappealudouhiphopstagebillboard



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