【レビュー】2020年1月リリース 注目のヒップホップ・R&B新譜

Mac Miller生前最後のアルバム、FutureとDrakeのコラボなど、聴き逃がせない新譜をまとめて紹介!
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2020.01.30 08:00

新たに2020年代を迎え、早くも1月からニューシングル・アルバムのリリースが豊富だ。この記事シリーズでは毎月USを中心としたヒップホップ、R&Bの新作をピックアップ!! 解説も交えて紹介していきたい。



Eminem「Godzilla」: 今年初のサプライズリリースはラップ・ゴッドから


音楽配信サービスの普及によってデジタルのみでのリリースも増え、告知なくアルバムをリリースするアーティストも増えてきた近年。2020年に入ってまず口火を切ったのはEminem(エミネム)だった。前作『Kamikaze』と同様にサプライズリリースされたニューアルバム『Music To Be Murdered By』はビルボード初登場で1位を獲得。


アルバムの中で特に注目されているのが2019年12月に他界してしまったJuice Wrld(ジュース・ワールド)がフィーチャリングしている「Godzilla」。この曲でEminemは自らが「Rap God」で保持していた世界最速ラップのギネス記録を更新!! さらにスキルアップしているとは驚きだ。アルバム『Music To Be Murdered By』は1月31日にCDでのリリースもあるので、フィジカル派の人は是非。




Mac Miller「Good News」: 生前最後の未公開アルバムがリリース


2018年9月に亡くなったMac Miller(マック・ミラー)が最後に取り組んでいたアルバムとされている『Circles』が彼の遺族によってリリースされた。このアルバムは生前に完成されていたわけではなく、これまでにMac MillerやKanye West(カニエ・ウエスト)の曲を手がけてきたソングライター/プロデューサーのJon Brion(ジョン・ブライオン)によって完成されたと報じられている。


アルバムを通してMac Millerの痛烈な心情を描いた作品となっていて、この「Good News」でも「みんなが聞きたいのはGood News(いいニュース)だけなんだ」と世間とのギャップや疑問を投げかけるリリックとなっている。公開されているMVでは生前のMac Millerのスタジオにいる様子から始まり、その後宇宙のような異世界にシーンを移していくのだが、蓮の花のようなものに乗ったMac Millerの映像を見ると今頃天国に...と想像してしまう。MVもあわせてチェックしていただきたい。




Future「Life Is Good」: Drakeとの2大ラッパーコラボが再度実現!!


2015年にコラボミックステープ『What a Time to be Alive』もリリースしているFuture(フューチャー)とDrake(ドレイク)による全米1位ラッパー同士のコラボが再び実現されたシングル「Life Is Good」。今作はFuture名義での曲ではあるが、今後2人のミックステープの噂もあり、リードシングルとなる可能性も高そうだ。


タイトルの「Life Is Good」の通り、仕事して稼いでいい感じの人生だ!!  とラップしており、MVも2人がゴミ作業員からパソコンショップ(アップルにしか見えないが)整備工場やファストフードまであらゆる仕事場で働いている設定となっている。FutureはMVでも登場するファストフードショップの”Hotlanta”というレストランを期間限定でオープンさせていたことも話題に。ただの曲のプロモーションだけでなく、今後ビジネス展開するのかも!?




Alicia Keys「Underdog」: グラミー賞司会者が送る人生の応援歌


先日のグラミー賞での活躍も記憶に新しいAlicia Keys(アリシア・キーズ)がグラミー賞前にリリースしたニューシングルが「Underdog」。「Underdog」とは敗者や負け犬を意味する言葉でもあるが、この曲ではもっと前向きに「這い上がるために努力している人」を指している。リリックの中でも登場する「Hustlers」も売人のような犯罪者を意味してはおらず、「懸命に働いて稼いでいる人」を指しているので、その点も理解して上で曲を聴くとさらにグッとくるはずだ。


ノーメイクアップ、ナチュラリズムを提唱しているAlicia Keysにしか出せない自然体の雰囲気が伝わるリリック、MVであらゆる人にとって背中を押してくれる人生の応援歌とも言える曲だと感じる。サビの部分でも後半にかけて盛り上がるように歌い上げており、最後のチャントのパートでは思わず鳥肌が立つほど。2020年、何か悩みや壁にぶつかった時には迷わずこの曲を再生したい。




Meek Mill「Uptown II」: 映画『Bad Boys For Life』サントラに収録されたラテンナンバー!!


日本でも1月31日から公開される映画『Bad Boys For Life』。ご存知Will Smith(ウィル・スミス)とMartin Lawrence(マーティン・ローレンス)が主演をつとめる大人気アクション映画シリーズで毎回サウンドトラックも話題となっている。今回サントラのプロデューサーを担当したのがDJ Khaled(DJ・キャレド)。自身のアルバムでもその豪華な客演陣が毎回注目されており、今回のサントラでもThe Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)からレゲエアーティストのBuju Banton(ブジュ・バントン)まで幅広い人選となっており流石の一言!!


そんなサントラの1曲目に収録されているのがラッパーMeek Mill(ミーク・ミル)がレゲトン・ラテンシンガーのFarruko(ファルーコ)とコラボした「Uptown II」。Meek Millのアルバム『Championships』に収録されている「Uptown Vibes」の続編か? と思って聴くと、「Uptown II」はさらにラテンフレーヴァー。もっと言えばメレンゲにインスパイアされたようなトランペットが響き渡る曲でサビをスペイン語で歌うFarrukoとの相性も抜群の1曲となっている。



2020年は毎月末にUSのヒップホップ、R&Bを中心に紹介していくのでいい曲を聴き逃さないようにこちらの記事もチェックしていただきたい!!



written by BsideNews


source:

https://www.forbes.com/sites/bryanrolli/2020/01/27/how-godzilla-became-one-of-eminems-biggest-hits-in-recent-years/#3ccc5c111266

https://www.vulture.com/2020/01/mac-miller-circles-jon-brion-interview.html

https://www.ajc.com/lifestyles/atlanta-rapper-future-opens-pop-restaurant-for-this-weekend-only/XUVrmU6iJm6cU9xPqGtldP/

https://www.teenvogue.com/story/alicia-keys-underdog

https://www.hotnewhiphop.com/meek-mill-grabs-farruko-for-merengue-inspired-uptown-ii-single-new-song.1985826.html


photo:amazon,Facebook/Future,Facebook/Alicia Keys,Facebook/Eminem,YouTube/BadBoysForLifeVEVO




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