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m-floからCheryl Lynnまで、サマソニBillboard Japan Stageをレポート。豪華アーティストのライヴ&DJに胸躍る
SUMMER SONIC1日目のBillboard Japan Stageをレポート。DJ陣にはA.G.O.(CIRRRCLE)、DaBook、YonYon、Chilly SourceのDJ KROとDJ AKITOが集結。
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20周年を迎えたSUMMER SONIC 2019の1日目。マリンスタジアムの敷地内に併設されたBillboard Japan Stageで豪華アーティストのライヴとDJを楽しんだ。
ステージまるごと宇宙船! m-floの20年が詰まった胸アツライヴをプレイバック。豪華DJ陣にも注目
©SUMMER SONIC All Copyrights Reserved.
テントに入りきれないほどのオーディエンスがその登場を待っているのはm-floだ。サマソニは今年20周年。m-floもまた、「been so long」を含んだメジャーデビューEP『the tripod e.p.』のリリースから今年で20周年という節目を迎える。m-flo20年の変遷は書ききれないので割愛するが、2018年リリースの『the tripod.e.p.2』でLISAが16年振りに復帰。オリジナルメンバーによるtripod体制の復活は、旧くからのファンを喜ばせ、若い世代の新しいファン層をも取り込んでいる。2018年、LISA復帰後初となるサマソニ出演では、RAINBOW STAGEでのパフォーマンスにおいて、会場を一体にする熱狂を生んでいたのがその証拠だろう。
m-floの出演が発表されたのはSUMMER SONICのチケットがソールドアウトしてからだった。☆Taku Takahashiは「人が集まってくれるだろうか」と心配の色をSNSで滲ませていたが、杞憂に終わったようだ。この日、オーディエンスは大歓声で宇宙一のtripodを迎えた。
m-floの世界観を語る上で欠かせない、Global Astro Liner号のユニフォームを着た3人は「Come Again」、「How You Like Me Now?」、「been so long」と旧くからのファンの胸を打つ代表曲3曲を立て続けにパフォーマンス。一瞬で会場は熱狂に包まれた。LISAの伸びやかで透き通るようなボーカルに、「全然昔と変わらないじゃん! 」と周囲から驚きの声も挙がっていた。
MCを挟んで、JP THE WAVYを客演に迎えた「Toxic Sweet」を披露。VERBALがJP THE WAVYを呼び込みオーディエンスのテンションはさらにアガる。m-floの曲の中でも最大規模の低音を響かせ、トロピカルなメロディが走っていく超WAVYな楽曲はサマソニでも絶好調。ゴキゲンな火星人とのラブロマンスが歌われているこの曲、身体を動かして踊らずにはいられない。
LISAは一度、バックステージへ。「Toxic Sweet」同様、☆Taku TakahashiのこなれたRAPが聴ける「gET oN! 」ではVERBALが巧みにオーディエンスを扇動して大合唱。日之内エミ&Ryoheiを客演に迎えた人気曲「Summer Time Love」、MINMIをフィーチャーした「LOTTA LOVE」のフックではもちろんシンガロンが巻き起こった。
再びLISAがステージにカムバック、最新EP「mortal portal e.p」から「EKTO」をパフォーマンス。スペシャルなアコースティックバージョンをしっとりと聴かせた。そしてm-floの新たな一面をのぞかせるダークなトラップチューン「STRSTRK」と続く。
合間のMCでは「アコースティックでのラップもセクシーよ」とLISAによるVERBAL褒め(お約束)が繰り広げられる。半分本気なんじゃないか? と思われるようなガチのやりとりが観ている方にとっては面白い。「いつも忙しくしているから心配してんのよ? 」とLISAが言うと、困惑したように笑うVERBAL。見かねた☆Taku Takahashiが、「あの。時間ないんで。どんどん行きますよ」とピシャリ。そんな微笑ましい3人のやりとりもm-floライヴの醍醐味だ。現在、m-flo3人のオリジナルアニメプログラム「モータルポータルラジオ」シリーズがYouTubeで公開されているが、学園ラブコメもハマりそう。惑星間インタースクールラブコメ。
この日がライヴ初披露というアニメ『ブラッククローバー』のEDテーマ「ageinst all gods」は、LISAもVERBALも緊張気味。しかし、初披露とは思えないクオリティでこの曲を成功させると、大きな山を越えたと「MARS DRIVE」はリラックスしたムードでオーディエンスを宇宙のドライヴへと誘った。
最後の曲はLISAが復帰して最初の楽曲となる「No Question」。TOKYO RAINBOW PRIDEのためにリミックスされたバージョンで幕を閉じた。最新曲からデビュー当初の楽曲まで、『mortal portal e.p.』のコンセプトにもなっている“ポータル”(=異世界や遠い場所につながる出入り口)で時空間移動をしているかのようなスペシャルなセットを披露したm-flo。20年経っても変わらない、むしろますます勢いを増し洗練されていく3人の姿に、オーディエンスは一様に満足気な表情を浮かべていた。ライヴを観ていた友人たち数人に話を聞いても、「いきなりcome againから始まるセットに鳥肌が立った」「昔もヤバイけど今もヤバイ。感動した」と軒並み高評価。満足度の高いライヴとなった。
Billboard Japan StageまるごとGlobal Astro Liner号と化した会場は歓喜と多幸感に包まれていた。☆Taku Takahashiはステージの去り際に、人気SFシリーズ『スタートレック』からスポックの“Live Long And Prosper”(長寿と繁栄を)のハンドサインを披露。Sci-Fiへの愛を忘れない姿勢はさすがだ。
m-floは20周年のメモリアルイヤーを記念して、ZEPP TOKYOでのワンマンライヴ「KYO」を発表している。開催は11月22日(金)、23日(土)。今回のライヴでやられた人はこの集大成ライヴも最高に楽しめるのではないだろうか。詳細は関連記事をチェックしてみてほしい。
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A.G.O(CIRRRCLE)、YonYon、Chilly Source、DaBookがDJでダンスフロアを演出
Billboard Japan Stageはアーティストによるライヴの他、ステージテントの外にトレーラーを改造したDJブースが特設される。豪華なDJ陣によるクラブさながらの選曲を、マリンスタジアム敷地内の開放的なロケーションで楽しむことができるのだ。1日目のDJはヒップホップグループCIRRRCLE(サークル)のトラックメーカー/DJのA.G.O(アゴー)、マルチクリエーター/シンガーとしても活躍目覚ましいYonYon(ヨンヨン)、Chilly SourceレーベルからDJ KRO(クロ)、DJ AKITO(アキト)、そして都内をはじめとした主要なHIPHOP、R&BイベントDaBook(ダブック)が出演。
A.G.OのDJ中にはなんとCIRRRCLEのメンバー、Amiide(アミイデ)、Jyodan(ジョーダン)がショットライヴで参加。そんなサプライズもBillboard Japan Stageの醍醐味かもしれない。CIRRRCLEは他のDJの時間でもガンガン踊っていて、楽曲さながらに自由に音楽を楽しんでいるのが感じ取れて好感。
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ライフスタイルレーベルChilly Sourceから参戦のDJ KROとAKITO。Chillな空間作りならお任せあれのふたり。燦々と夏の陽が射す時間帯を彼らならではのChillな選曲で、キャッチーに演出した。全国各地の数々のフェス、イベントをこなし、自身でもイベントをオーガナイズするYonYonは洋楽邦楽問わず、全方位対応の幅広い選曲で踊らせる。自身がマイクを持って積極的にオーディエンスを促す場面も。イベントの毛色にも依るが、もしDJingをどう楽しんでいいか分からないという人は、YonYonのDJに触れてみるとその楽しさがきっと分かるだろう。
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そしてBillboard DJ’sのトリを務めたDaBookは得意のグルーヴィーなミックスを披露。R&Bからダンスホール、アフロビートなどで楽しませてくれた。夏の夜風に吹かれながら、幕張のビル群の夜景にミラーボールのように輝く月がぽっかりのぞく。竹内まりやの「Plastic Love」Friday Night Plansカバーが最高にマッチするシチュエーションだ。グルーヴを保ちつつ繊細にビートコントロールするDaBookのDJに酔いしれた。
Billboard Japan Stageではダンスクラシックレジェンド、Cheryl Lynnもライヴで登場。ディスコの大定番、誰もがどこかで一度は聴いたことがあるであろう「Got To Be Real」を生で聴けたのは嬉しい。
今年は20周年のメモリアルイヤーということでチケットもほぼ完売のため、特に人が多く感じたサマソニだったが、このBillboard Japan Stageは規模や人の入りもちょうどよく、比較的遊びやすい。Cheryl Lynnのようなまさかと思うベテランアーティストのライヴやクラブカルチャーと深くかかわる注目DJが出演するので、音楽好きが多く集まる印象だ。穴場のオススメステージである。
SUMMER SONIC:http://www.summersonic.com/2019/
written by Tomohisa“Tomy”Mochizuki
photo:☆Taku Takahashi Twitter,©SUMMER SONIC All Copyrights Reserved.
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