「ペットに聴かせる」動物専用のラジオ番組、英国で開始。どんな曲が流れるの?

モーツァルトやベートーベンなどさまざまな有名クラシック作曲家の音源を流すんだとか。
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2018.11.04 23:00

英・ラジオ局がペットのための音楽番組を制作



動物愛護の意識が高まっているヨーロッパのある国で、ペットに対する思いやりを示した施策に注目が集まっている。


イギリスにあるクラシック専門のラジオ局「Classic FM」が、今年11月3日にペットのための音楽番組「Classic FM's Pet Sounds」をスタートさせる。


イギリスでは毎年11月5日に「ガイ・フォークス・ナイト」と呼ばれる風習で、恒例行事として国内全域を巻き込む花火大会が開催される。イギリス国内のあらゆる場所でこの花火大会は催されるため、街中一帯が花火の爆発音に包まれるのだとか。


犬や猫などのペットはこうした大きな音に敏感に反応しやすくストレスを溜め込んでしまい、体に相当の負担を負ってしまう。結果として、体調を崩してしまうことも少なくない。


そこで「Classic FM's Pet Sounds」では、スコットランド動物虐待防止協会とグラスゴー大学が発表した「音楽には犬(などの動物)を落ち着かせる作用があり、音楽を聴かせると彼らのストレスレベルが顕著に減少する」との共同研究結果に基づいて、ペットたちの神経をなだめ、不安を解消させるクラシック音楽を一晩中かけ続けるそう。


モーツァルトにベートーベン、地元の音楽家の楽曲も


番組のホストであるビル・ターンブルは「この番組はガイ・フォークス・ナイトで動揺してしまったり、不安になってしまう(犬や猫、ハムスターもネズミも含め)ペットたちを落ち着かせるために考案されました。これはラジオの避難所になるはずです」と番組制作の経緯を語った。


「Classic FMでかかっている音楽はいつでもリラックスできるものばかりですが、普段よりも一層くつろげる音楽やペットに関連する音楽がラインナップされています」とのこと。


モーツァルトやベートーベンなど世界各国の著名な音楽家の楽曲に加え、イギリスの代表的な作曲家であるエドワード・エルガーが自身の愛犬に向けて作曲した楽曲「Mina(ミーナ)」なども流れるそう。




ペットの飼い主に向けたアドバイスも


番組ではペットに向けた音楽を流すだけでなく、ロンドンにあるペットの保護施設「Battersea Dogs & Cats Home」の協力のもと、飼い主に向けたペットを安心させるためのアドバイスも放送するそう。


今年1月にはスイスで「ロブスターを生きたまま茹でてはいけない」とする法律も成立したり、今回のニュースからもヨーロッパ全体で動物に対する愛護意識はやはり相当高いことが見受けられる。

日本でもこうした運動が広まれば、年間約8万頭もの犬や猫の殺処分数も減少していくのかもしれない。



written by Kenji Takeda

source: https://www.classicfm.com/music-news/battersea-pet-sounds-bill-turnbull/

https://www.cnn.co.jp/fringe/35113106.html

https://news.infoseek.co.jp/feature/dog_killing_zero/

photo: Official

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