Michael Jacksonに盗作疑惑。プロデューサー、Quincy Jonesがインタビューで語る

Quincy Jonesがインタビューの中で、Michael Jacksonの盗作疑惑を暴露した。昨今の音楽業界やドナルド・トランプ大統領についても胸中を打ち明ける。
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2018.02.09 02:30

ジャズ界きっての名プロデューサーで、あのMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)もプロデュースしたことのあるQuincy Jones(クインシー・ジョーンズ)がインタビューに応え、突如とんでもない事実を話し始めた。


「公に話すことじゃないけど、Michaelは数多くの楽曲を盗作しているよ」


「Donna Summer(ドナ・サマー)の「State of Independence」と彼の「Billie Jean」、楽譜は嘘をつかないからね」とMichealが代表曲「Billie Jean」で他人の曲を盗作していることを明かした。確かに聴き比べてみると、ベースラインがほぼ同じに聞こえる。




加えて、往年の名曲「Don't Stop Til You Get Enough」についても「CパートについてはGreg Phillinganes(グレッグ・フィリンゲインズ)が書いてるよ。この曲の収益の10パーセントは彼のものだ。Michealは配分しなかっただろうけど」と、実はMichael個人の作品ではなく、共作であることを激白した。


最近のポップミュージックはどんどん衰退している、とも


現代のポップミュージックについても話はおよび、今どきのミュージシャンたちは、基本的な音楽知識が欠落していると話した。


「彼らは、これまで多くのミュージシャンが築き上げてきたプリンシパルを無視しているんだ。笑っちゃうね、そんなの上手くいくはずないじゃないか。過去のものはすべて使うつもりでいないと」


その中でも、評価に値するミュージシャンはいないか、との問いに「Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)だね。それに、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)やChance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)もかな。KendrickとChanceは基礎ができてるよ」と応えた。「Ed Sheeran(エド・シーラン)も素晴らしいね。Sam Smith(サム・スミス)も、ゲイであることをオープンにしているし、すごくいいことだと思う。Mark Ronson(マーク・ロンソン)はプロデュースの仕方をちゃんとわかってるやつだ」と、続けて今をときめくアーティストたちの名前を挙げた。


アメリカの社会情勢について、「隠れたレイシズムが白日のもとにさらされ始めている」と語る


Quincyは50年以上も、さまざまな人道援助活動を続けているそう。インタビューでも今一番解決したい社会問題は、との問いに「レイシズムだね」とし、「南部でレイシズムがあることは自明のことだけど、北部にだってあるんだ。ただ隠されてきただけで。だから今は良いと言えるんだよ。何せレイシストであることをこれまで隠してきた人間が、自分からその事実を伝え始めてるからね」と、皮肉を込めて応えている。


この状況はトランプ大統領にも責任があるとした上で、「トランプはとんだクレイジー野郎だよ。誇大妄想癖のナルシストだし。もう耐えられないね」と非難した。


いきなりの爆弾発言で始まったこのインタビューに驚いた方は、数えきれないほどいるはずだ。しかし、この予想もつかない告白は、Quincy自身、音楽に真摯に向き合っているからこその言葉だったのだろう。彼なりの叱咤激励、といったところだろうか。


これ以外にも、インタビューでは含みをもたせた回答がちらほら。今回のような隠された事実が、アメリカエンターテインメント業界にはまだまだ残っているのかもしれない。


参考元:

http://pigeonsandplanes.com/news/2018/02/quincy-jones-michael-jackson-the-beatles-interview


http://www.vulture.com/2018/02/quincy-jones-in-conversation.html


Written by Kenji Takeda

Photo:Rolling Stone

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