ダンスしながら楽器を演奏!? リストバンド型の新たな楽器MICTICに注目

音楽が人に合わせてダンスする?スイス発のスマートウォッチのような新感覚ウェアラブル機材をチェック。
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2019.08.15 08:00

2020年も新発想の音楽ガジェット市場から目が離せない!


ここ数年、RoliやTeenage engineering、Expressive E といったスタートアップ企業を中心に音楽制作の新しいあり方を提示するようなガジェットが次々に発売されている。それに触発されてか老舗メーカーも巻き込んだ新しい発想の音楽制作ガジェット市場が盛況だ。ヒートアップする市場でOP-ZやToucheなどにつづいて話題となるのはスイスのスタートアップ MICTICかもしれない。 同社が「人が音楽に合わせてダンスするんじゃない、音楽が人に合わせてダンスするんだ」と、よくわからないけど名言っぽいコメントで紹介する新機材のプリオーダーの受付を開始した。まずはこちらのDRUM&BASSのパフォーマンスをご覧いただきたい。




これまでのモーションセンサーとの違い


これまでもモーションセンサーなどを利用し、手の動きでサウンドをコントロールする機材は存在したが、フィルターなどシンセのパラメーターやエフェクトの操作をするための製品が多かった。Micticがユニークなのは楽器の演奏に特化している点だ。 製品をボディ・インストゥルメントと表現していることからも、ツマミの代用品ではなく楽器として開発をしているという姿勢が伺える。既存のモーションセンサー搭載機材の延長線上というよりは、テルミンの進化系に近い発想だ。





固定型センサーを利用しないので全身を使った表現が可能


センサーを内蔵したリストバンド型デバイスのため、モーションセンサーによくある赤外線やカメラなどの、固定センサーを利用していないのも印象的だ。固定センサーの感知できる領域を気にする必要がないので、上述のドラムンベースの動画で見られるような空間全体をつかったパフォーマンスができる。

メーカーWebサイトには同製品を利用したエアーピアノやエアーチェロの演奏など様々な動画誰がアップされているが、どれも固定センサーを利用していたらパフォーマンスに影響が出そうなものばかりだ。




クリエイターのモバイル環境にも使えそう


ライブパフォーマンスだけではなく、制作環境でも活躍しそうだ。これまでモバイル向け音楽制作機材といえば既存の楽器を小さくしたようなミニ鍵盤や小さめのドラムパッドなどが一般的だった。これらの機材はツアーや出張中などのモバイル環境構築に大いに役立つが、いつでもどこでも持ち歩くようなコンセプトの製品ではない。MICTIC はリストバンドなので、いつでも付けておけばインスピレーションが舞い降りた瞬間にアイデアを形にすることができる。こちらはDMC世界チャンピオンとしても知られるターンテーブリスト兼プロデューサーの DJ Raficによる動画。




この動画ではMICTICをAbleton Liveのドラムパッドとして利用している。ドラムのループを作った上に、そのままシンセやサンプラーなどのサウンドを重ねられれば、モバイル制作用の機材としても最小クラスのものになりそうだ。


ホームページでプリオーダーを受付中


このユニークな新しい楽器は2020年の発売を予定。現在同社ホームページではプリオーダーを受付中。

▶https://mictic.com/



written by Yui Tamura


source:

https://mictic.com/

https://newatlas.com/mictic-body-instrument/60835/


photo:YouTube/Mictic



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