逝去してもなお伝説として語り継がれるラッパーたち

ラッパーの歴史に刻まれた伝説の人物たちとは
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2018.07.08 14:42

ラッパーの歴史に刻まれた伝説の人物たちとは


日本には数多く存在するラッパーの中には知名度が高い人物も少なくないが、逝去してもなお伝説の人物として語り継がれているラッパーは限られている。今回はすでに逝去しているにもかかわらず、日本のラッパーたちの中で伝説として語り継がれる人物たちを紹介していく。


日本史上最高の伝説のラッパー・TOKONA-X(トコナ・エックス)


TOKONA-X(本名は古川竜一)は1978年生まれの神奈川県出身の男性で、日本史上最高のラッパーと称される人物として知られている。彼の人生は幼いころに母親が警察に捕まったことをはじめとして様々な苦労や不幸に見舞われているが、高校時代に出会ったラップを転機に才能を開花させた。伝説のラッパーと言われる所以となったのは、彼が初めて参加した野外ライブ「さんぴんCAMP」での出来事や10代で迫力のあるラップを繰り広げたところだろう。


またTOKONA-Xはアメリカの超メジャーレーベルとのレコード契約を交わして世界的にも名前が知られるようになり、オリコンでも36位を獲得するような曲を出している。これによって日本のヒップホップは大きく姿を変えたとされており、日本のヒップホップを変えた人物として伝説と称されるようになったのだ。


プライベートでは20歳で結婚し娘を授かるなど、ラッパーとしてだけではなく1人の男としても順風満帆だったらしい。ただ残念ながら2004年に「熱中症に伴う体力低下による心停止」と事務所側から死亡が公表され、多くのラッパーやヒップホップを愛する人々に衝撃を与えた。




新しい価値観を切り拓いた伝説のラッパー・Dev Large(デブラージ)


日本のヒップホップに新しい価値観を切り拓き、伝説として語り継がれているもう1人の人物がDev Largeだ。Dev Largeは「今 秀明」という本名を持つ1969年生まれの男性で、幼いころにニューヨークに引っ越した際にラップやヒップホップに魅了された。それから日本に一度帰国するもラップやヒップホップが日本に流行していなかったため、飢餓感からニューヨークに再度渡っている。そこでブッタブランドというグループを結成し、リーダーとして日本のヒップホップを引っ張ってきたことが伝説として知られているようだ。


またトラックメーカーとしても数多くの功績や伝説を残しており、今の日本のラップを形成した人物として語り継がれている。ちなみにTOKONA-Xが伝説を残した野外イベントの「さんぴんCAMP」にも出演しており、このイベントがどれほどの伝説を残したのかと多くのファンの間で語り草となっているらしい。そんなデブラージが逝去したのは2015年のことで、体調不良を訴えていたこともあり病死したのではないかと言われているようだ。




ラップグループを率いる伝説のラッパー・YUSHI


日本のヒップホップの中でも勢いがあるグループとして知られているのが、総勢15人のラッパーで構成されているKANDY TOWNだ。その中の1人であり、グループのリーダーとして活躍していた伝説の人物・YUSHIは2015年に不慮の転落死を遂げている。


YUSHIはKANDY TOWNのメンバーがラップを始めるきっかけとなった人物だと言われており、ズットズレテルズというほかのバンドでもラップを担当しているなど幅広いグループで活躍していたようだ。またKANDY TOWN内ではキングと呼ばれるほどのカリスマを備えた人物としても知られており、ファンにとってもラップを知ったり始めるきっかけとして多くの刺激を与えていたと言われている。


このようにYUSHIはラップグループのリーダーとして今の日本のヒップホップをけん引していた、まさに生きる伝説として活躍していた人物だったのだ。このため突然の訃報にグループメンバーはもちろん、多くのファンも驚きと悲しみに包まれたとされている。




photo: https://www.youtube.com/watch?v=I4eGLOdK6jU


written by 編集部

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