日本アンビエントの先駆者INOYAMALAND出演、Red Bull Music Festival Tokyo「花紅柳緑」が今話題

そのほかにもRBMA卒業生のYOSI HORIKAWAやHAIOKA、Kate NV、Nami Sato + Loradenizら実力派アーティストが集結する。
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2019.03.27 02:00

4月8日(月)~20日(土)まで2週間に渡り開催される、レッドブルの都市型音楽フェス「Red Bull Music Festival Tokyo 2019」。その最終日を締めくくる豪華フィナーレにふさわしい、かつて誰も経験したことがないほど独創的なイベントが「花紅柳緑@浜離宮恩賜庭園」だ。




日本の美しい自然と音楽、光が織りなす《非日常》を演出する一夜限りの壮大なイベントが開催 


同イベントの舞台となるのは、約25万平方メートルという広大な敷地を誇る、国の特別名勝及び特別史跡に指定されている日本庭園「浜離宮恩賜庭園」。かつて江戸時代に、江戸城の「出城」としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園だ。 


その歴史は、承応3年(1654)年、徳川将軍家の鷹狩場に、四代将軍 家綱の弟で甲府宰相の松平綱重が、海を埋め立て甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建て、六代将軍綱豊(家宣)の代に将軍家の別邸となり「浜御殿」と呼ばれるように。以来、歴代将軍によって幾度かの造園と改修工事が行われ、十一代将軍 家斉の時代にほぼ現在の姿の庭園が完成。その後、明治維新ののち皇居の離宮となった際に名称が「浜離宮」と変わり、関東大震災や戦災における損傷を受けながらも、昭和21年(1946)年「浜離宮恩賜庭園」として公開され、進む都市化の中で現在まで残された、350年以上の歴史を誇る貴重な庭園として知られている。




日本庭園「浜離宮恩賜庭園」を舞台に初の試み  


庭園内の見どころとしては、海水を引き入れ、潮の干満によって池の趣を変える様式で、都内の江戸の庭園では唯一現存する海水の池である「潮入の池」。将軍の舟遊びや魚釣りが行われていたであろうその池の岸には、将軍が鷹狩りを行う際の、待合いや休憩所として利用されていたと考えられる「鷹の御茶屋」や「松の茶屋」が並び、そこから池を縦断する延長118メートルの総檜造りの「お伝い橋」が目を引く。向こう岸へ渡るその途中には、宝永4(1707)年に造られて以来、将軍をはじめ奥方、公家たちが庭園の見飽きぬ眺望を堪能した休憩所「中島の御茶屋」が、そして池を渡ったその先には、潮入の池、中島の御茶屋、庭園を覆う緑、そして日本の経済成長の象徴でもある高層ビル群を一堂に眺めることができる「富士見山」が鎮座する。



日本庭園を美しく彩る光の演出とアンビエントミュージック 


今回Red Bullが主催する「花紅柳緑@浜離宮恩賜庭園」では、庭園を回遊しながらそれら景観とともに、庭園を美しく彩る光の演出と、音楽家たちが奏でるアンビエントミュージック(環境音楽)のライヴを同時に楽しむことができる点は見逃せない。 


特に80年代に作られた日本のアンビエントミュージック(環境音楽)は、近年再び世界中から注目を集めている。イベントに出演する庭園の各所で音を奏でる音楽家たちのうち、まず注目は日本のアンビエントミュージックの先駆者であるINOYAMALAND。再評価される日本のアンビエントの真髄を是非当日は感じてほしい。



そして、Red Bull Music Academy卒業生であり、国際的に活躍するYOSI HORIKAWAのフィールドレコーディングを駆使して制作される独創的な音楽も必聴。そのほかにもHAIOKA、Kate NV、Nami Sato + Loradenizといった実力派が集結。アンビエントやエレクトロニカ好きなら全出演者に注目するべきラインナップだ。




また光の演出は、撮影業界を率引し金字塔を打ち立てた照明の第一人者、伊地知完率いる、光を操るアーティスト集団HIKARI ASOBI CLUBが担い、黒澤フィルムスタジオの機材を駆使した幻想的な世界が出現。そして音響は、建築における音響設計、音源製作、ライブ等でのミックスを行う 音響チームWHITELIGHT SOUNDSYSTEMが担当するとのこと。 


イベントでは通常見ることのない浜離宮恩賜庭園の「夜」の顔も見どころのひとつ。江戸時代の将軍や公家たちのかつての遊興の場であった庭園で再現される現代のエンターテイメントをお楽しみに。  


▶︎イベント情報

花紅柳緑@浜離宮恩賜庭園 (KAKO-RYURYOKU at Hama-rikyu Gardens) 


日 時:2019年4月20日(土)開場19:00

場 所:浜離宮恩賜庭園(東京)

料 金:前売2,000円

出 演:INOYAMALAND, YOSI HORIKAWA, HAIOKA, Kate NV, Nami Sato + Loradeniz

-第22回文化庁メディア芸術祭協賛事業-


※18歳未満の方は保護者同伴でご入場いただけます。ご入場の際は顔写真付き身分証明書をお持ち下さい。

※天候などの諸事情によりイベントをやむなく中止または変更となる場合があります。

www.redbull.com/jp-ja/music/events/kako-ryuryoku


written by Jun Fukunaga


photo: 浜離宮恩賜庭園 ©︎東京都公園協会



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