JAMIE XXのアルバムは時代の最先端

The xxのJAMIE XXとはナニモノなのか
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2018.05.07 10:22



JAMIE XXはThe xxに後加入


JAMIE XXは、ロンドン出身のポスト・ポップバンド、The XX(ジ・エックス・エックス)のメンバーである。当バンドを結成したのはロミーとオリヴァーで、後にバリアとジェイミーが加わった。2009年にYOUNG TURKSと契約し、8月にアルバム「Basic Space」でデビューしている。



The xxのアルバムはトップランナー


JAMIE XXは雑誌のインタビューで、「The xxは最も先端的なバンドであり、トップ・ランナーである」と述べている。2016年から始まる音楽のクロスオーヴァーな流れは、2017年に引き継がれながら更にジャンルの垣根が超えられている。そのような中で誕生したアルバム「アイ・シー・ユー」は、クロスオーヴァーにおける特別な存在だと言う。JAMIE XXは10代の頃からダブステップにハマっており、時代の先端を嗅ぎ分ける嗅覚に優れていた。その嗅覚の鋭さがよく現れているのが、ソロ・アルバムの「イン・カラー」である。中でも「I Know There's Gonna Be 」では、ドレイクやリアーナに採用されたダンスホール・サウンドがいち早く提示されている。しかも、ジャマイカ出身のポップカーンやヤング・サグを既にフィーチャーしており、JAMIE XXの先見性に音楽関係者は舌を巻いている。



Jamie xx Boiler Room Reykjavík DJ Set



JAMIE XXは時代の先端を嗅ぎ分ける


JAMIE XXはアルバム「イン・カラー」をリリースする際、「I Know There's Gonna Be」を異色な出来栄えと述べている。彼がソロで曲を作る時は、NYやLAで過ごすことが多い。そこでラジオから流れるヒップホップを聴いて、自分でも同じような曲を書いてみたくなったわけである。若い頃にRJD2やDJシャドウの影響を受けた彼は、トラヴィス・スコットやヤング・サグを大いにリスペクトしていると言う。そして、このような時代の先端を嗅ぎ取る感性が、The xxの大きな推進力となっているわけである。そしてバンドは、世界的なビッグ・バンドの一つに数えられようになった。アルバム「アイ・シー・ユー」はイギリスをはじめ、世界8カ国で1位を獲得し、アメリカ・ウィークエンドの「スターボーイ」では過去最高の2位になっている。





ローカルとの結びつき


The xxの大型フェスでのスロットは壮観で、2017年の「ロラパルーザ・ブラジル」ではヘッドライナー級の扱いを受けている。The xxはアルバムでもグローバルな成功を手にしたが、ローカルとの結びつきを再構築する動きを見せている。その一環として、積極的にローカル・シーンのミュージシャンをサポート・アクトとして起用している。2017年のヨーロッパツアーでは、フローティング・ポインつをサポートに起用した。彼はイギリスのクラブシーンで絶大な人気を獲得している。また、同年の北米アルバム・ツアーでは、イギリスを代表する新世代R&Bシンガー、サンファをサポートメンバーに迎えている。極めつけはイギリス・ツアーにおけるロンドン公演で、数万人規模のスタジアム・ライブではなく、地元ブリクストンの5000人規模のホールで行った。


Jamie xx - Loud Places (ft Romy)



ブリクストン・アカデミー


JAMIE XXは、「ブリクストン・アカデミー」をロンドン公演の会場にした理由として、自分たちが近所に住んでいた思い入れのある場所だからと述べている。JAMIE XXはこの場所でホワイト・ストライプスの公演を観ており、それが生涯ではじめてのライブであった。他のメンバーも思い出深いショーを色々挙げており、自分たちがブリクストン・アカデミーに出ることに感慨深いものを感じると言う。それだからこそ、大きなスタジアムで一本ライブをするよりも、7回公演する方が自分たちにとっては嬉しいことなのだと述べている。ビッグネームのバンドには、グローバルな成功を手にしたことで、ローカルなシーンから切り離されるリスクがある。原点を忘れることで、バンドとしての存在意義も見失いがちになる。そんな中、The xxがローカルのフックアップを意識するのは、現代を象徴する動きだと言える。



Photo: https://www.facebook.com/pg/jamiexxofficial/

Written by 編集部



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