ダンスミュージックファンの聖地イビザ島、人気の民泊サービス「Airbnb」が問題に 市議会が規制へ

日本でも人気の民泊サービスはイビザ島の地元観光業者たちに悪影響を与えている?
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2018.02.14 03:00

ダンスミュージックファンにとってはいつかは訪れてみたい「聖地」イビザ島で人気の民泊サービス「Airbnb」の規制が発表された。


イビザ島の地元観光事業者との摩擦


イビザ市議会によると、「Airbnb」物件は通常のホテル利用の相場より物件によっては50~75%も安く宿泊できるため、観光客には人気になっている一方、地元のホテルや住人たちが働く宿泊施設などから観光客を奪うという事態を引き起こしている。イビザ島は世界的なリゾート地であり、観光業からの収入に頼る同島では財政は大きな問題となっており、実際に昨年は、Santa Eulària des Riu市議会がAirbnbを規制している。


また昨年8月からイビザ島やマヨルカ島などを含むバレアレス諸島では観光法が導入され、観光客が使用できるバッド数に制限が設けられることに。The Timesによると今年は62万3624個に制限され、1~2年後には12万個まで縮小されるとのこと。


今後は免許制が導入される予定


さらにAirbnbのような民泊サービスのホストには免許制が導入される予定で、不免許の民泊を行った場合は、最大で40万ユーロ(約5313万円)の罰金が課せられることになるそうだ。


これに対し、Airbnbは、イビザ島訪問者のうち同サービスの利用者は全体の5パーセント未満だが、ホテル業だけでなく、地元住人や産業と協力することでバレアレス諸島に5億ユーロ(約664億5400万円)以上の経済効果をもたらすことが可能であると発表。そのためにも常識的なルールを守る取り組みを行いたいという考えを示している。


日本でも無断での賃貸物件の又貸しや、ホテルや旅館経営者との顧客の奪い合いも時折問題になるAirbnb。イビザのような有名観光地でも地域社会との摩擦は問題になっているようだ。今後のイビザ島とAir bnbの協力体制の成果がAirbnb側の発表のように地域社会に恩恵を与えるものであればよいが…。


参考:

https://www.magneticmag.com/2018/02/ibiza-airbnb/


Written by Jun Fukunaga

Photo: José Luis Zapata Ruiz


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