Dr. Dre、婦人科医の「Dr. Drai」との商標権侵害裁判で敗訴

似た名前の婦人科医師Dr. Draiに対する商標権侵害裁判では大物プロデューサーも負けてしまった。
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2018.05.10 10:55

伝説的なヒット作で知られる有名ヒップホッププロデューサーのDr. Dreが、商標権侵害を訴えていた裁判で敗訴したことが明らかになった。 


Dr. Dre、訴えていたDr. Draiに敗訴 


BBCによると、Dr. Dreは2015年にアメリカ・ペンシルバニア州の婦人科医「Draion M Burch」が自身の名前を”Dr. Drai”という名義で商標登録しようとしたことに反発し裁判を起こしていた。  


裁判では、Dr. DreとDr. Draiがあまりにも類似している点を指摘。Dr. Draiが発売するオーディオブックやセミナーにDr. Dreが関わるものと勘違いさせるおそれがあると訴え。しかし、先日行われた裁判の判決で、アメリカの特許商標庁(US trademark office)は、2つの名称は似ているものの、それによって不利益が生じているとは認めがたいとして、その訴えを退けた。





理由として、Dr. Draiのセミナー参加費は5000ドル(約55万円)もかかるため、気楽に参加できるものではなく、混同する可能性は低いことを指摘している。 


Dr. Draiが”Dr. Dre”と混同されるのはマイナスだと反発 


一方、Dr. DraiことDraion M Burchは、訴えに対しDr. Dreが医者でないのにDr.と名乗っているだけだと主張。医療関連のサービスを提供したり、販売する資格は持っていないため、名称が混同される可能性は低いと主張した。またDr. Dreと混同されるのは、彼が作り出すヒップホップ作品が女性嫌悪やホモフォビックな要素を想起させるため、マイナスイメージでしかないと語っているそうだ。 


なお、Draion M Burchは、「あなたが知らない男根に関する20のこと(20 Things You May Not Know About The Penis)」、「あなたが知らない膣に関する20のこと(20 Things You May Not Know About A Vagina)」の著者であり、アメリカではトップクラスの健康に関する専門家の1人だと自称しているとのこと。






3年にも及ぶ訴えは残念ながら退けれることになってしまったが、最近Dr.Dreは、盟友で自らがプロデュースするラッパーのEminemのコーチェラ2018のステージにゲストして出演したことが話題になったばかり。さらに現在、Netflixでは、彼の音楽業界でのキャリアやその功績などに迫るドキュメンタリー「The Defiant Ones」が公開されている。



written by Jun Fukunaga


source:

http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-44043205


photo:

Jason Persse





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