南北朝鮮の軍事境界線で音楽フェス開催 ステージを手がけたSeoul Community Radioにインタビュー

南北の軍事境界線非武装地域で行われる「DMZ Peace Train Music Festival 2019」。ダンスミュージックステージを手がけるオンラインラジオ局、Seoul Community Radioからコメントが届いた。
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2019.06.07 10:30

今週末、南北朝鮮の平和を願う非武装地帯の音楽フェス「DMZ Peace Train Music Festival 2019」が第2回目の開催を迎える。韓国・ソウルのアンダーグラウンドなダンスミュージックをキュレーションしているオンラインラジオ局、Seoul Community Radioがダンスミュージックのステージをプロデュースすることがわかった。





南北朝鮮の平和を願う音楽フェス。ステージプロデュースのSeoul Community Radioにショートインタビュー


「DMZ Peace Train Music Festival」はUKの「Glastonbury Festival」のブッキングを手がけたことなどで知られる、UK出身の大物プロモーターMartin Elbourneバックアップのもとで、2018年に第1回目が開催された音楽フェスだ。


南北朝鮮の平和を願い開催される「DMZ Peace Train Music Festival 2019」会場は、韓国の鉄原郡(チョルォン、てつげんぐん)付近、南北の軍事境界線となる38度線に位置する非武装地帯。DMZとはDeMilitarized Zone、非武装地帯の略である。


韓国のカルチャーを世界に配信できるようにSeoul Community Radioを立ち上げた


ソウル・梨泰院(イテウォン)に拠点を置くSeoul Community Radio(以下:SCR)は、毎週平日の夜、国内外の人気DJを招いて配信を行っているオンラインラジオ局。日本からLicaxxx(リカックス)や韓国出身、ベルリンを拠点とするPeggy Gou(ペギー・グー)、NYで活躍するYaeji(イージ)といったアーティストがSCRの収録にゲスト参加し、Nike、Vansなどのグローバル企業とのコラボレーションや、Boiler roomのような音楽メディア、各地の海外フェスとも交流を持っている。




過去にはblock.fmともコラボし、特別プログラムを配信。下記からアーカイヴをチェックすることが可能だ。

▶blockfm x SCR 特番

Seoul Community Radio Takeover


韓国のアンダーグラウンド、クラブミュージックシーンのグローバルハブとして支持されているSCRの活動は、下記の記事が詳しいので参照してほしい。


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SCRは「DMZ Peace Train Music Festival 2019」でダンスミュージックを主体としたステージを主宰する。SCR主催者の1人、Richie(リッチー)から、Seoul Community Radioについてと、「DMZ Peace Train Music Festival 2019」でオーガナイズするステージについてコメントが届いた。


—韓国のアンダーグラウンドなダンスミュージックを発信するオンラインラジオ、Seoul Community Radioはどのようにスタートしたのですか? 


Richie:僕はUKで育ったんだ。他の周りの人たちもそうだけど、南北朝鮮について世界中の人が知っているのはニュースで報道される北朝鮮と韓国の紛争だよね。 僕がソウルに住み始めてから5年以上経つ。人生のほんの一部の時間に過ぎないけれど、韓国を表すトピックは南北の紛争だけでなく、もっと深く根ざしたカルチャーがあるってことが分かった。Seoul Community Radioは、まだ世界に知られていない本当の韓国カルチャーが持つ側面を世界に向けて配信できるように立ち上げたんだ。





本物のフェスのフィーリングを実現する


—Seoul Community Radioが「DMZ Peace Train Music Festival」でステージをオーガナイズするのは昨年に続いて2回目となりますね。


Richie:「DMZ Peace Train Music Festival」の趣旨である“世界平和”のために、今年もSeoul Community Radioがグローバルな音楽とアーティストを繋げるハブの役割を果たせることはとても幸せだよ。


—どのようなテーマでアーティストをキュレーションし、ブッキングしましたか?  


Richie:僕たちがキュレーションしたラインナップは、まず明確に“ワールドミュージック”をテーマとしているね。キューバ(Guampara Music)やデンマーク(Iceage)、南アフリカ(Africa Express)まで、世界中からアーティストを招致している。そして地元であるソウルから、グローバルに活動するアーティストやDJたち(Akimbo、Dguru、Co.kr、Dasom、Suk、Jangster、SCR Soundsystem)も出演する。世界各国のダンスミュージックが混ざり合う本物のフェスのフィーリングが得られるようなラインナップになっているよ。


SCR OFFICIAL IG: https://www.instagram.com/scr_radio/

Richie IG:https://www.instagram.com/vinylricheee/


SCRが主宰するステージの詳細、他の出演アーティストは下記の通り。日本からは1980年代末期より活動する大御所Little Big Beeが、1999年にキャリアをスタートさせ当時のソウルM1を始めとした数々のベニューでレジデントを務めた韓国のDJ JinwookとB2Bセットで登場する。 


𝘿𝙅𝙨 /𝙇𝙄𝙑𝙀

Africa Express (ZAF)

Akimbo

Co.kr

Dasom

Dguru

Guampara Music (CUB)

Jangster

Jinwook b2b Little Big Bee (JPN) 

Jun Beck

Krijka

No Reason feat. Lionclad (live), Jisoo, SongVera, CatScream, Minj, 

Off Course

Suk

SCR Soundsystem 

VISLA presents 동향사람끼리

정글의 한 w/ Kim Han, Slow Poe & Pseudobaul

Nahzam Sue (Sultan of the Disco)

George

Iceage (DNK)


and more




週末にかけて行われるその他のステージにはJohn CaleとSeun Kuti&Egypt 80が出演。HYUKOH(ヒョゴ)など日本でも人気のアーティストも登場する。2019年のティーザー映像が公開されているのでチェックしてみてほしい。週末、韓国にいる音楽好きな人は、軍事境界線付近の非武装地帯で、南北の平和を願う音楽フェスで盛り上がるのは格別な思い出になりそうだ。




▶「DMZ Peace Train Music Festival 2019」

日時:6月8日(土)〜6月9(日)13:00〜22:00

会場:Goseokjeong, Nodongdangsa, Soi Mountain

(Cheorwon, Gangwon Province)/Platform Changdong 61 (Seoul)

South Korea 


written by Tomohisa“Tomy”Mochizuki


source:https://www.residentadvisor.net/news/43896

https://www.residentadvisor.net/events/1275199

http://en.dmzpeacetrain.com/GoseokjeongSCR


photo:DMZ Peace Train Music Festival 2019




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