いまや世界標準!? DJ用のソフトウェア「Serato(セラート)」

世界中のDJからリスペクトされているDJソフトウェア
SHARE
2018.07.10 23:04

世界中のDJからリスペクトされているDJソフトウェア


最先端の音楽でフロアを沸かせるDJ。そのスタイルはDJによって様々だ。現在も「バイナル」と言われるアナログレコードを使ってプレイするDJもいるが、最近はPCを使ったDJスタイルも増えてきている。その中でも注目を浴び、多くのDJから支持されているソフトウェアが「セラート」だ。


セラートが支持される理由


セラートは、PCに収録されている楽曲のデータファイルを使用して、DJプレイするスタイルのソフトウェアのことだ。 ソフトウェア単体でDJプレイをするのではなく、PCをインターフェイス(ハードウェア)とUSB接続をする。そしてインターフェイスを現場に用意されているミキサーと接続することでDJプレイができるようになる。


当然だが、バイナルやCDを使ったDJスタイルの場合には、音源メディア(アナログレコードやCDなど)を現場へ持ち運ぶことになる。数千枚のメディアを持ち運ぶなんて現実的には不可能なので、DJは現場に入る前にその日にプレイする可能性のある曲を選んで現場に運び入れることになる。当然、現場の流れによっては「ああ、あの曲を持って来ればよかった…!」なんて日もあるわけだが、セラートならば、PCに保存されている数千曲という楽曲データがプレイできてしまう。つまり、現場での選曲の幅が何倍にも膨れ上がるのだ。


それだけたくさんの曲の中から次にかけたい曲を探すのは、かえって手間なのでは? という疑問もあるかもしれない。だが、安心してほしい。セラートは、楽曲データファイルの中から検索して特定の曲を探すことができるのだ。




セラートはターンテーブルやCDJを使った操作ができる


そしてセラートの最大の特徴は、従来のアナログレコード用のターンテーブルやCDJを使って、MIXやスクラッチが自在にできてしまうところだろう。


短時間で曲を繋いでいくDJにとって、機材の操作性の違いはプレイのクオリティに大きな影響が出ることもある。特にスクラッチやボディトリックを持ち味とするDJにとっては、オペレーションの違いがクリティカルになりかねない。PC上のみでMIXするスタイルや、専用のMIX用機材を使ってのスクラッチでは、現場ではいまいち映えないということもあるかもしれない。だが、セラートであれば、使い慣れたターンテーブルやCDJを操作するのと同じ感覚で、従来通りプレイできてしまうのである。


これも、PCでのDJスタイルへの移行を検討しているDJの多くが、他のDJソフトウェアではなくセラートを選んでいる最大の理由のひとつだ。




セラートならではの便利な機能も搭載


セラートには、MIXする曲のグルーヴがずれることのないように同期するオートテンポ機能があるので、DJは選曲に集中することができる。また、キュー出し(MIXする際のスタート部分に曲を合わせること)や、ループの設定などもでき、ちょっとしたサンプリング機能(曲の任意の箇所を切り出してトリガーにしたりループしたりする)も兼ね備えているので、DJプレイの展開にオリジナリティを出すことができる。


さらに、これまではミキサーを使ってエフェクトをかけていたので、ミキサーのスペックや機種によってエフェクターの使い勝手も違っていた。だが、セラートには、ディレイ、エコー、リバーブ、フェイザー、フランジャー、ディストーション、フィルターをはじめとする様々なエフェクターの機能がある。つまり、現場に用意された機材のスペックに左右されずに、ここぞという場面でフロアを沸かせるような演出がしやすい。


さらに、セラートを使ったDJプレイを録音する機能を使えば、後から現場でのDJプレイを振り返ったりすることもできてしまうのだ。




セラートがDJプレイを新たな境地に導くかも!?


今や世界標準のDJソフトウェアと言っても過言ではないかもしれないほど、現場でもセラートDJが増えてきつつある。幅広い選曲を可能にし、DJに多くの可能性を与えてくれるセラート。セラートDJが切り開いていく新しいシーンから目が離せない。


photo: https://www.facebook.com/pg/Serato/photos/?ref=page_internal


written by 編集部

SHARE