音楽クリエイター必見! AbletonがLive向けモジュラーシンセ用デバイス「CV Tools」を発表

人気のモジュラーシンセをDAWソフト「Live」でコントロールできる新Packがまもなくリリースされる。
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2019.05.08 12:30

近年、音楽クリエイターの間で人気になっているモジュラーシンセ。最近もPioneer DJのシーケンサー「SQUID™」が、外部接続機能のひとつとして、モジュラーシンセとの接続を可能にするCV接続機能を搭載するなど、最新機材においてもモジュラーシンセとの接続需要は高まっている。

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そんな中、人気DAWソフト「Live」を販売するAbletonがモジュラーシンセ向けのLive 10用最新Pack「CV Tools」をまもなくリリースすると発表した。


Ableton Live 10でモジュラーシンセをコントロールできる「CV Tools」 


CV Toolsは、ピッチ、コントロール、クロック、CVトリガーといった信号の生成や受信を行う新しいPackだ。今後、モジュラーシンセユーザーは、CV Toolsと互換性のあるDCカップリングのオーディオインターフェースを使い、モジュラー機材やその他のCV対応機材とLive 10の間で、CV信号の受信とモジュレーションを行えるようになる。そのため、CV Toolsでは、Liveをマスターテンポとして使えるほか、モジュラー機材のクロックに追随するように設定もできるなど、とりわけ、モジュラーシンセとLive 10を駆使して音楽制作を行う音楽クリエイターにとってはメリットが大きいものになっている。 





インストゥルメント、ユーティリティー、同期など10種類のMax for Liveデバイスを収録  


このように近年の音楽制作におけるトレンドにも対応するといった具合のCV Toolsには、MIDIを備えたモジュラー機材を操作する「CV Instrument」、Live内からモジュラードラムシンセのシーケンスを行う「CV Triggers」のインストゥルメント系デバイスをはじめ、オートメーションを使ってLiveからモジュラー機材を操作するユーティリティデバイスの「CV Utility」、同期デバイスの「CV Clock In」、「CV Clock Out」、柔軟に変形可能なCV信号の形状を作成して、モジュラー機材へ送信する「CV Shaper」、そしてモジュラースタイルのビートやポリリズムを生成して、有機的なリズムの作成や実験的な制作を行うエフェクト系デバイス「Rotating Rhythm Generator」といった10種類のMax for Liveデバイスが収録される。 




またモジュラーシンセを持っていないユーザーも「Rotating Rhythm Generator」と「CV Utility」を使うことで、Live内はもちろん、CV非対応の機材を用いるハードウェアのセットアップでもモジュラースタイルの操作が可能になるとのこと。これによって、普段とは違う音作りにも取り組むことができそうなので、この点も非常に興味深い。

なお、CV Toolsの開発は、Skinnerboxと共同でAbletonが行っており、現在は、Abletonの公式サイトからベータ版をダウンロードすることで、正式リリース前に試用することが可能だ。またAbletonによるとベータテスト期間後は、Live 10 Suiteの所有者か、Live 10 StandardとMax for Liveの両方の所有者は、CV Toolsを無料で利用できるようになるとのこと。  


音楽クリエイターにとっては非常に正式リリースが待ち遠しいデバイスだ。CV Toolsの詳細が気になる人はこちらのリンク先で詳細を確認しておこう。 


written by Jun Fukunaga


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