泣いても笑ってもあと1話! ゲームオブスローンズ最終回を観る前に、抑えておきたい生存キャラの現状

日本時間5月20日に最終回を迎えるゲームオブスローンズ。最後を見届ける前に、キャラクターの状況をおさらいしておこう。
SHARE
2019.05.16 13:00

Written by ☆Taku Takahashi(Twitter:@takudj


最終話を見る前に最後のおさらい。デナーリスの狂気ぶりにドン引きしている人たちをSNSなどで見かけた。気持ちはわかる。色々な意見がある中で最も多いのが、彼女の変貌が急すぎたということ。そこについては僕もそう感じなくも無いんだけど、シーズン7でターリー家を火あぶりの刑にしている時など、実はちょくちょくそういうヒントはあったんじゃないかなとも思う。確かにここ最近の見せ方がわかりづらいというところもある。例えば、クレゲイン・ボウルの火の中へ飛び込むオチの意味。これはメイキングで解説されてなかったら僕もわからなかった。


ただ、血の結婚式の時も急ではなかったか?ウォルダー・フレイがそこまでやるようなキャラだったのか?そこを考えると、今回も同じようなペースにも感じる。ただ、酷いことをするのがヒールではなくヒーローだったというショックは、また違うものでもあるのも理解できる。確かなのは日本時間の5月20日、朝10時には僕らの『ゲーム・オブ・スローンズ』という旅に終止符が打たれる。そこで今回は、最終話を見る前にキャラクターたちがどんな状況にいるかのおさらいをしたい。





デナーリスはぷっつんと切れたようにも見えるが、実はそうでないような気がする。感情的で疑い深くなっていつつも、色々と状況把握や計算もできていると思う。むしろそこがタチが悪い。前回の行動で間違いなく敵をいっぱい作ったが、同時に多くの人に恐怖を与えた。


ジョン・スノウは愛の表明と同時に忠誠を誓い続けていたが、前回のキスのシーンでは少し彼女を怖れている、もしくは何か躊躇しているようにも感じた。いやね、そもそも自分の叔母にあたるし(笑)、ターガリエン家の近親相姦には歴史があるとはいえ、間違いなくイグリットへの燃えるような愛とは違ったのかもしれない。大虐殺のあと、引き続き忠誠を誓い続けるのか?『ゲーム・オブ・スローンズ』の物語は何が起こるかわからないが、ジョンのキャラクターアーク(心の変化)を考えると、デナーリスと対決することになるような気がする。そもそも小説版のタイトルは『氷と炎の歌』だし。僕らはみんな「氷」をナイトウォーカーたちだと思っていたが、結局ジョン・スノウが氷になるのか?




ダヴォスはジョンと共にデナーリスを止めようとすると思う。元々スタニスとずっと一緒にいたのは彼が恩や敬意を大切にするタイプだし、道徳的に間違ったことを徹底的に嫌う。仮にジョンが血迷ってデナーリスに忠誠を誓ったとしても、彼は彼女に対立するのは間違いないと見られる。


アンサリード(穢れなき軍団)の中で最も人間的感情を持ったグレイワームだが、引き続きデナーリスを支持するはずだ。ミッサンデイの復讐が終わったあとも、彼にはデナーリスしかいない。まあ、そこは当然の流れだとみんなも思ってると思う。そもそもこの戦争が終わったあとに行くはずだった、愛しの人とのハネムーンも無くなってしまったし、死亡フラグがメチャクチャ立っている予感。そこの予想を超えてきてくれるのを密かに期待している自分もいるのだが。


死亡フラグといえば、今いちばん窮地に立たされているのはティリオンだ。兄のジェイミーを逃したことは、別ルートから戦場に向かったデナーリスに戦闘前はバレていないはずだが、アンサリードが彼女に報告するのは時間の問題。キングズランディングの大虐殺のあと、彼がどこにいるのか?というところで物語は大きく変わっていく。ティリオンは博識で頭の回転も速いはずなのだが、デナーリスの「王の手」となってからはほとんど活躍していない。その理由の大きな部分は彼の優しさから来ているのだと思う。この優しさが僕らにとって共感できるところなのだが『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界では仇となる。今まで数々のピンチを逃れてきたが、ずっと助けてきてくれたジェイミーもヴァリスもこの世にはもういない。


今シーズンのブロンの取り引きはラニスター兄弟との「友情」の表し方だと僕は解釈していたのだけど、元の雇い主のサーセイが消え、デナーリスがあんな状態になって、引き続き「ハイ・ガーデン」を主張するとは僕は思えない。ここはあくまで願望なんだけど、窮地に落ちたティリオンを助けるのが彼だったらどんなに嬉しいことか。


ヤーラは数少ないメンバーで鉄諸島に戻ったが、ここから参戦するのか?このタイミングでいうと、どっちにもつかず勝った方と同盟を結ぶような気がする。そもそも彼女は海の戦闘が得意なので、あまり出番を考えられない。


サンサ、ブライエニー、そしてポドリックはウィンターフェルにいるが、使いガラスから情報が届くのにどれくらいかかるのか?と気にしていたが、近くにインターネット速報ばりに情報をゲットできるブランがいる。ほとんどの北の兵士はキングズランディングにいるが、サンサはどんな行動を取るのか?彼女本人は七王国の女王になれる資質がないのを理解しているが、今までの師匠たちから学んだことで、かき回すことができるか?そしてブライエニーとポドリックたちは彼女のことを支えられるか?


ブランはハッキリ言って、本当に予想がつかない。大虐殺のビジョンはシーズン4の時から見ているし、断片的なものを見続けたとしても、この時点でデナーリスの虐殺やキングズランディングの雪は灰だったということは理解していると思う。そもそもあのビジョンの中に玉座があった。レッドキープがボロボロになって玉座はどうなっているのか?そもそも玉座ってどこにあるんだっけ?と思い念のため調べてみたらやはりレッドキープであった(https://gameofthrones.fandom.com/wiki/Iron_Throne )完全に崩壊したようにも見えるが、あのビジョンのように屋根のない上から玉座に灰の雪が降っているのか?それが見られるのを楽しみにしている自分もいる。 


ちなみに1つ気になるのが、賭け事のサイトでいちばん玉座に座るオッズが高いと見られているのはブランである。最終回を楽しみたいのでリーク情報などは完全に遮断しているのだが、このオッズは凄く気になる。



そして最後にアリア。サンダー(ハウンド)との永遠の別れのあとの見せ方が「生きるもの」と「死んでいくもの」の比較のように感じたのは僕だけだろうか?僕は彼女は最後まで生きる道を選ぶような気がする。そしてこの連載やトークショーで何度も言っているが、ウェスタロスの西へ冒険の旅に出ていってほしい。気になるのはメリサンドルの予言。「緑の目」の人間はすでに殺したのか?それともこれからの話なのか?




と最終話を見る前に僕なりにおさらいがてらまとめてみた。ここで述べていないキャラクターについてや反対意見、どしどし僕のツイッター(@takudj )やblock.fmのツイッター(@blcokfmjp )にメンションください。


あと数日あるのだが、今もソワソワしている。そして、ずっと見続けてきた大好きな作品がいよいよ終わってしまう寂しさもすでに感じている。泣いても笑っても最終話。この言葉しか思いつかない。ヴァラー・モルグリス。



▷☆Taku Takahashiのドラマ・コラム「bfm海外ドラマ部」バックナンバーはこちら

第1回:今からでもまだ間に合う!m-flo ☆Takuが解説「ゲーム・オブ・スローンズ攻略法」

ゲームオブスローンズ最終章第1話、☆Takuが“GoTらしさ”を感じたシーンは?

ゲームオブスローンズ最終章第2話 ☆Takuが考察、ジェイミーとの会話に感じる“裏切りフラグ”

ゲームオブスローンズ最終章第3話 90分間の戦闘シーンはここがすごい!

ゲームオブスローンズ最終章第4話 デナーリスを英雄から狂女王へと導くファクターを分析

ゲームオブスローンズ最終章第5話 大虐殺のトリガーになったものとは? デナーリスの心の軌跡を読み解く


▷丸屋九兵衛による連載「ゲーム・オブ・スローンズの歴史学」バックナンバーはこちら

第1回:七王国まで何マイル? 〜ゲーム・オブ・スローンズの歴史学 chapter-1

第2回:七王国まで何マイル? 〜ゲーム・オブ・スローンズの歴史学 chapter-2

第3回:七王国まで何マイル? 〜ゲーム・オブ・スローンズの歴史学 chapter-3

第4回:七王国まで何マイル? 〜ゲーム・オブ・スローンズの歴史学 chapter-4

第5回:ホワイトウォーカーとワイトの違いって何? GoTビーストを一挙総括

第6回:ジョフリーの剣に込められたGoTファンタジーの意外な流儀とは?

第7回:衝撃の「別惑星」説! なぜGoTはファン心理をくすぐるのか

第8回:コスプレイヤー視点でGoTの服を考える

第9回:ミリオタが「ゲーム・オブ・スローンズ」の”長槍愛”を語る 

第10回:GOTが「熱くなる瞬間」は何時?

第11回:あなたの大剣度は?ゲームオブスローンズの武器のチートシート

第12回:ゲームオブスローンズのドラゴンが一瞬で好きになる、見分け方とは?

第13回:GOTの大いなる伏線! スタークとダイアウルフで分かる重要設定とは?

第14回:スターク家の後継者はサンサかジョン・スノウか?GoTの王位継承制度とは


photo by YouTube/GameofThronesfarfarawaysite.com


©2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO🄬 and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.



SHARE