アフロジャック インタビュー:世界を制したDJがEXILEや三代目JSBのLDHと組んで、世界の若者に伝えたいこととは?

世界的プロデューサー
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2018.12.06 09:00

block.fmの番組「Jacked Radio」でもおなじみとなった世界を代表するDJ/プロデューサー、Afrojack(アフロジャック)。彼が、EXILEや三代目J Soul Brothers、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEなど、日本のポップミュージックを牽引するアーティストを育ててきたマネジメント会社「LDH」が掲げる世界戦略の拠点として新たに設立したヨーロッパオフィス「LDH EUROPE」のCEOに就任したニュースは、多くのクラブミュージック〜EDMファンをあっと驚かせた。


すでに世界において数々の輝かしい功績をあげてきたアーティストでありプロデューサーである彼が、なぜ今、日本のLDHにジョインしたのか? そして、LDHのエンタメが見据える世界進出戦略とは? その真意を確かめるべく、日本で開催されたLDHの新人オーディションの合間を縫って、Afrojack本人に話を訊いた。



LDHのメンタリティーが好きで、このポジションに就任したんだ


- オーディションのリハーサルを見学させていただきありがとうございます。とても感動しました。Afrojackさんは、オーディションではどういう部分を注目してご覧になっていましたか?


Afrojack:彼らにも言ったけど、皆の不安が部屋中を取り巻いていたよね。でも、それを乗り越えれば大丈夫だと思う。


- 先ほど「アーティストとしての活動より、今後LDH EUROPEのCEOとしての仕事を優先する」と話してくださったことがすごく印象的でした。今の活動から新しい役割に尽力していくことに不安を感じることはありますか?


Afrojack:DJを始めた時、元からあった自分の人生というものを一旦脇において活動したけど、そうしてよかったと思うし、またそういうやり方をするのは全然怖くない。もちろん、他人の恨みを買うこともあるし、バカみたいに見えちゃうかも知れないけど、正直それは気にしてないよ。


- DJになる前は何をしていたんですか?


Afrojack:グラフィックデザインの学校に通って、ウェブサイトを作っていた。わりと頭が冴えて、いつも何かを習ったらすぐ頭に入れることができる方だった。本当は学校続けてもよかったんだよね。でも、それがやりたいことじゃなかった。家族も僕が自分のパッションを追いかけ、やりたいことを応援してくれてすごくラッキーと感じるね。


- 音楽を始めたいと思った瞬間はいつでしたか? 


Afrojack:15歳で初めてクラブに行ったときだった。自分にとって喧嘩が多い外の世界より、エンタテインメントの世界は暖かいコミュニティーだった。いろんな人がいるけど、クラブにいる人はみんな同じで、純粋に音楽を聴きたい人たちだった。そういう環境に影響されて、音楽を始めたくなったんだ。音楽に影響されたというより、そのコミュニティーに感化されたんだと思う。


- LDH EUROPEのCEOについて質問させてください。CEOになる前に、LDHに対してどんな印象がありましたか?

 

Afrojack:実は彼らと働く前は存在も知らなかったんだよね。


- 何がこのポジションに就任するきっかけになったのでしょうか?


Afrojack:CEOになる前に、あるプロジェクトのコラボをしたいと言われたのが始まり。そこからVERBAL(m-flo、PKCZ®)に会って、LDHのチームに紹介してもらったんだ。みんなすごく優しかった。もともと日本が大好きだから、ポジションに就くのもいいかなと思ったんだけど、それ以上にLDHの考え方が好きだった。数年一緒に働いてたら、ヨーロッパにある自分の会社でもLDHマネジメントチームのカルチャーやメンタリティーを実践し始めるようになって、それを見たLDHからヨーロッパにも支社を作ろうよと提案があった。「もう自分の会社はあるんだけど」と伝えたけど、最終的に両方の会社を合併させたんだ。

- LDHのメンタリティーが好きだと感じたことを詳しく教えていただけますか? 


Afrojack:それは、金銭的な成功を優先しないで、人の夢を優先させること。そして利己的な利益のために財産を使用せず、それを更なる人の成長や夢の為に投資してるところだね。






重要なのは今何ができるかじゃなくて、今よりもできるようになること


- LDH EUROPEの新CEOとしての目的は何ですか?


Afrojack:ラッキーなことに自分も充実した人生が送られているから、人の夢を実現させて、幸せな人生を感じれるようにしたい。多くの人は「キミにはできない」と言うけど、誰にでも夢を実現させることは可能だし、それをみんなに知って欲しいね。


- アーティストとして活躍して得た経験を、この新しい役割でどのように活用できると思いますか? 


Afrojack:自分の経験は、子供たちの教育に活用したい。本当の意味での教育システムとしてね。学校で習うありきたりの科目としてではなく、メンタリティについて教える。心と体を大事にしなければならない。10年以上のアーティスト活動で学んだことを15歳の子たちに教える。僕が苦労したことを経験しなくてもいいようにしたいんだ。


- 今後アーティストになりたい子たちに何かアドバイスはありますか? 


Afrojack:練習して、勉強して、成長すること。自分が何をやりたいかを明確にして、周りがどう働いているかを理解すること。何かわかないことがあったらすぐ検索すること。僕は毎日グーグルばかり使ってるんだよ。つまり、わからないことがあったら、すぐに自分で調べてみるってこと。文句ばっかり言わないで実現させる。難しい判断をしないといけないときあるけど、それも人生だよ。


- 今の音楽業界でもの足りないと感じてきた部分を、LDHで変えていきたいと思ったことはありますか?


Afrojack:足りないものより、音楽業界はコマーシャルな成功に基づいている。それが欧米の音楽業界ではプライオリティ。LDHの素晴らしいところは、お金の成功だけに頼らないところなんだ。


- 今日のオーディションを見て、ご自分の中でLDHのアーティスト像は見えてきましたか? 


Afrojack:もちろん。まだ将来の不安やそれぞれの課題も見えているけれど、成長も同時に見えている。3か月前に子供たちと会い、昨日1人1人と何を改善しなくてはいけないか話しをしたんだけど、今日もすでに大きな改善が見られた。前にも言ったけど、重要なのは今何ができるかじゃなくて、今よりもできるようになることなんだ。僕は11歳の時に音楽をプロデュースし始めたんだけど、18歳になるまでリリースしなかった。最初から偶然に何かに優れているのではなく、努力で何かに優れることはできる、ということをよく理解しなくてはいけないね。


- LDH EUROPEのCEOとして一番重要な責任は何ですか? 


Afrojack:LDHのみんなのメンタリティが保たれ続けること。お金の成功ではなく、夢を優先すること。そして、情熱と誠実さをキープし続けることさ。




▶︎LDH
LDH Official site:https://www.ldh.co.jp/

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▶Afrojack

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Global Remix Battle I:https://afrojack.pmc-speakers.com/

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interview by AMY

written by 編集部





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