チルアウトの音楽系が楽しめる沖縄開催の『Corona SUNSETS FESTIVAL』とは?

2015年初開催
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2020.03.04 13:07

2015年初開催


2015年9月に沖縄にて『Corona SUNSETS FESTIVAL』という音楽イベントが初開催された。このイベントは沖縄のビーチにて出演者がチルアウト系の音楽を演奏する事を特徴としている。そんなCorona SUNSETS FESTIVALとは、一体どんな歴史・魅力があり、どんな楽しみ方ができるのだろうか?



まずはじめにチルアウトという音楽ジャンルとは?


まずはじめに、Corona SUNSETS FESTIVAL(通称=コロナフェス)という音楽フェスの事を語る上で欠かせない"チルアウト"というキーワードの事を説明する。チルアウトとは、クラブミュージックの世界において1990年代頃から存在してきたサブジャンルの事を指す。なお、このチルアウトというジャンルの細かい定義はないため、ややあいまいな部分もある。ただし、基本的にはハードで気分が高揚する音楽とは対照的に、火照った体をクールダウンさせてくれるようなスローかつメローな雰囲気の音楽が"チルアウト"に分類される。


日本ではマイナーなジャンルであったが、2018年頃から"チルする"と語句が若者の間で大流行し、その流れの中でチルアウト系ミュージックに注目が集まるようになった。ちなみに"チルする"という語句に関しては、「(落ち着いた場所で)まったり過ごそう」「のんびり話そう」といった意味合いをもつ。日本において男性が自らこの語句は使う事はあまりなく、女性が同性または異性を誘う際に「チルしよう」という形で使うケースが多い。




Corona SUNSETS FESTIVALの歴史・特徴


Corona SUNSETS FESTIVALは、日本独自開催のイベントではない。2013年から世界中で開催されている同じタイトルのイベントの日本版という位置づけで、2015年が初開催イヤーとなった。会場に関しては、第1回目から那覇空港からもほど近い豊見城市西部の「沖縄美らSUNビーチ 野外特設ステージ」を舞台としてきた歴史をもつ。時期に関しては、第1回目(2015年)のみ9月中旬に開催されたものの、2016年からは7月に開催してきた。曜日については土日の2日間に渡っての開催のため、遠方からでも飛行機に乗って参加しやすいイベントとなっている。時間帯としては昼にスタートして夕暮れの時間を過ぎ、日没後の時間帯まで開催される。つまり参加者はエルラルドブルーの美しいビーチにおいて、昼・夕方・夜の景色を楽しむ事が可能だ。


コンセプトは「チルアウトな音楽を仲間と共に楽しんでもらう」で、カップルではなく仲間数人で来場するような客層をメインターゲットとしている。会場ではアルコールを豊富に販売しており、ほろ酔い気分で仲間とゆったりライブを楽しめるのが魅力となっている。クラブ系の音楽フェスティバルに分類されるものの、チルアウト系に特化しているためトランス系ミュージックを得意とするアーティストはあまり参加しない。沖縄美らSUNビーチという沖縄本島屈指のビーチリゾートに合うような、ゆったり系の音楽を得意とするアーティストが主に出演する。ちなみに参加者の中にはカントリー系に分類されるようなウクレレ歌手も含まれる。


7月という夏場の真昼に開演するが、暑さに関しては一切心配が要らない。それはなぜかというと沖縄は低緯度に位置するものの、ある特徴により東京・大阪など北緯35度前後の都市より実は涼しいためだ。なぜ北緯25度前後の場所であるにもかかわらず涼しいのかというと、まず沖縄はアスファルトに覆われた地面が少ないため、ヒートアイランド現象が起こらない。さらに高い建物が少ない事もあって風通しが良く、真夏でも最高気温が35度を上回る事はほとんどなく、7月でいうと昼の最高気温は30度から32度程度である。ただし、緯度が低い事に関連して日差し自体は本州と比べて強いため、日焼けが気になる女性層は十分な日焼け対策が必要だ。




Corona SUNSETS FESTIVALに出演した事がある主なアーティスト情報


続いて、2015年の第1回目からCorona SUNSETS FESTIVALに出演してきた主なアーティストの紹介していく。まずフォーク・カントリー系でいうと、Caravan、クラムボンといった、この分野のジャンルのトップアーティストが参加してきた歴史をもつ。また2019年には『テラスハウス』という番組の出演者であったイーデン・カイ(ウクレレ奏者)や、ソロではカントリー調の曲を得意とするSPiCYSOLのKENNYが出演した。ジャンルがあいまいで幅広い楽曲を得意とするアーティストとしては、2017年にサカナクション、2018年に水曜日のカンパネラが出演して会場を大いに盛り上げた。


その他、クラブなどで活躍する国内外のDJも毎年参加するが、彼らはトランス系ミュージックを流すわけではない。Corona SUNSETS FESTIVALのコンセプトに合うようなメローな曲を主に流すのが特徴となっている。



Corona SUNSETS FESTIVALの楽しみ方


最後に独特なコンセプトをもつCorona SUNSETS FESTIVALの楽しみ方や過ごし方の工夫例をいくつか紹介する。まずビーチでの開催という事もあって服装は自由となっており、水着で来場する男女も多い。そして水着で来場した場合は昼の時間帯に暑くてどうしようもなくなってきたら、特設シャワー設備を利用して涼んだり汗を洗い落とす事が可能だ。続いてステージそばで観覧したい場合立ち見形式となるが、ステージから離れた場所には「チルアウトスペース」というエリアが設けられている。つまりチルアウトスペースにおいては、お酒を飲んだり食べ物を食べながら座ったり寝そべりながらライブをゆったり鑑賞できる。


その他、終演してから少し時間が経ち、周囲の明かりがすべて消えると満点の星空が見えるため、会場付近に遅くまで残って天体観測を楽しむのも良いだろう。7月の沖縄においては、晴れていれば夜に天の川を肉眼でみる事ができる。




written by 編集部


photo: https://corona-sunsets.jp/outline/



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