「真夜中のメリーゴーランド」やフィジカルアルバム『ASYMMETRY』で注目を浴びたSNEEEZE

国内外で話題のアーティスト・SNEEEZE
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2020.03.11 04:08

国内外で話題のアーティスト・SNEEEZE


SNEEEZE(スニーズ)とは神戸出身の男性のラッパーである。淡々と紡がれる言葉は独特の雰囲気を醸し出し、確かな才能と新しい発信力で国内に留まらず海外でも注目の人物だ。ここでは楽曲にメロディアスなフレーズが入った「真夜中のメリーゴーランド」やフィジカルアルバム『ASYMMETRY』など様々な音源を提供してくれるSNEEEZEの紹介をする。



精力的なリリース活動の後、フィジカルアルバム『ASYMMETRY』を発表


1987年7月4日に生まれたSNEEEZEは、中学生の頃にヒップホップを知りラッパーとしての道を歩み始めた。その後は地元のライブハウスやクラブでグループとしての活動を行い、インターネット上に活動を移してからも活発に活動を行うようになる。例えば2011年12月30日に初めてのミックステープ『BELIEF』をインターネット上で発表してからは、2012年1月15日には『Is Ignored』、2012年2月22日には『Feel So Good』を発表と立て続けにミックステープを披露している。


さらに2012年3月5日には「真夜中のメリーゴーランド」も収録されている『DEVICE』をオンラインで販売、2012年4月13日に『Humility』、2012年5月31日は『WE ONLY KNOW(S)』を発表と5か月連続リリースという偉業を成し遂げた。そして、2012年12月21日にはファーストシングルである「Good Bye Bitch」をリリースしており、この作品からレーベル会社Manhattan Recordings/LEXINGTON CO.,で活動を行うようになる。その後、初のアルバム『ASYMMETRY』は2013年4月17日にリリース、初めてのCDアルバムとして多数のヒップホップファンに支持される作品となった。



海外の評価も上々のSNEEEZE


豊富な楽曲発表により、国内のヒップホップ界で注目されるラッパーとなったSNEEEZEだが、ミックステープ『Feel So Good』はアメリカを本拠地とするミックステープサイトであるDatpiffにてデイリートップ8に入り、日本人では初のランクインという成果を得た。さらに『Humility』、『WE ONLY KNOW(S)』も同じくDatpiffでデイリートップ8入りという人気ぶりは国内外で話題となった。日本語のラップとしては珍しい現象であり、SNEEEZEが提供する楽曲には評価も高く英語圏のヒップホップファンからも支持を受けるラッパーとなった。


その国内外からの評価や活躍によって、プロデューサーであるSilky Johnson(シルキー・ジョンソン)の作品『Debauched Legend』に誘われ、人気のヒップホップ曲のリミックスと共に自身のオリジナル曲を提供、日本人としては唯一の参加という快挙を成し遂げている。そして配信での楽曲発表を行っていたSNEEEZEだが、アルバム『ASYMMETRY』は待望のCDリリースとなり、親交の深いアーティスト達や数々の経歴を持つプロデューサー達を迎えて制作を行い、SNEEEZE独特の世界観を実現することに成功した。



作品の中でも親しみやすい楽曲「真夜中のメリーゴーランド」


SNEEEZEが生み出す楽曲は抑揚の少ない淡々と流れていくメロディーが印象的だが、2012年1月12日に発表された「真夜中のメリーゴーランド」という作品は作中にメロディアスな部分もあり、比較的ヒップホップ初心者でも親しみやすい楽曲となっている。なおヒップホップやラップにも様々なジャンルが存在し、表現される作品も欲望や葛藤、愛や正義などその世界は広く豊富である。だがその中でもSNEEEZEの楽曲はメロディーもさることながら、「真夜中のメリーゴーランド」などの明るめの作品も多い。歌詞も攻撃的なものは少なく組み合わせにユーモアを感じさせる日本語を選ぶ能力にも長けている。


またSNEEEZEは特徴的な声を持つラッパーでもあり、その個性的な声は優しさを含んだ聴き心地の良い音質である。フロウにも定評のあるラッパーでリズムに乗せた言葉の数々やサウンドに酔いしれるファンも多く、お勧めのラッパーとして名前を挙げるヒップホップファンも存在する。「真夜中のメリーゴーランド」のように一緒に口ずさむことができる楽曲や、身近な出来事がテーマとなった恋愛や応援歌的な楽曲もあり、SNEEEZEは時には寄り添い、時には人を鼓舞をしてくれるラッパーなのである。



ユニットでも活躍、新曲が待たれる期待のラッパー


なおSNEEEZE本人はメガネが特徴的な男性で、同じくヒップホップ界で活躍しているラッパーのP-PONGやトラックメーカーである774と共に2013年からNINJA MOBというユニット活動も開始している。2014年1月22日にはファーストアルバム『NINJA MOB』もリリースしており、ユニット名でもある忍者ネタを取り入れた楽曲を提供、アルバム『ASYMMETRY』などとはまた違う、その遊び心のある楽曲にも定評がある。また、アルバム『ASYMMETRY』と同様に聴きやすく親しみやすい楽曲となっているので、SNEEEZEの楽曲と聴き比べてみるのも良いかもしれない。


そして、精力的に作品を発表してきたSNEEEZEだが、アルバム『ASYMMETRY』からは新しい楽曲のリリースはされていない。定番のヒップホップ曲から「真夜中のメリーゴーランド」のような聴きやすい楽曲まで、様々な音楽を生み出すSNEEEZEである。新曲やライブパフォーマンスに期待しているファンの方は、次のリリース曲が待ち遠しい空白の期間だ。だが、海外も認めた才能やセンスは本物の証である。豊富に発表された楽曲を聴きながら、SNEEEZEの発信を期待しているファンも多いだろう。




written by 編集部


photo: https://www.youtube.com/watch?v=uI_VR_V38UI


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