伝説的クラブ「Space Lab Yellow」が一夜限りの復活

クラブ・カルチャーの一時代を築いた "Space Lab Yellow(以下 Yellow)" が閉店してからちょうど10年。 今も尚語り継がれる伝説的クラブ Yellow が1夜限りの復活を果たす
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2018.06.10 06:34


クラブ・カルチャーの一時代を築いた "Space Lab Yellow(以下 Yellow)" が閉店してからちょうど10年。 今も尚語り継がれる伝説的クラブ Yellow が1夜限りの復活を果たす


30時間にも及ぶクロージングパーティでもプレーした François K.はもちろんのこと、Yellowと縁の深いアーティスト達が脇を固める。


また、東京クラブシーンの熱気を記録した写真集 “90 Nights”を発表した 藤代冥砂 が未収録写真を店内に展示するほか、スタイリスト小山田孝司×BODYSONG. とコラボレーションしたキャップや、エレクトロニック・ミュージック・マガジン Resident Advisorが製作したSpace Lab Yellow Tシャツの販売も行われる。


《音楽ライター 浅沼優子氏がRed Bull Music Academyに寄稿したYellowの歴史をまとめた記事》

http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/space-lab-yellow


《Frankie Knuckles、Derrick May、Gilles Petersonなど14名のアーティストがYellowクロージング・パーティに寄せたメッセージ》





『東京クラブカルチャーの象徴が愛する仲間とともに復活』


10年前のこの日、トップクラスの知名度を誇る東京のクラブSpace Lab Yellowが、人気絶頂の中でその歴史に幕を下ろした。Frankie Knuckles、Derrick Carter、Kerri Chandler、Larry Heardなど、ハウスシーンのありとあらゆるレジェンドたちを迎えてきたYellowは、クロージングパーティで30時間という超ロングセットを同店ともっとも縁深いDJのひとりに託した。Francois Kだ。


おそらくシーンの中の誰よりも長いキャリアを誇る世界的DJの彼は、ディスコやハウスだけに限定されない多くのダンスミュージックで革新的役割を果たしてきた。Paradise GarageやStudio 54の席巻していた80年代ニューヨークの当事者であり、パーティ Body & Soulを始動した90年代にそれまでの常識を書き換えた存在だ。


そのFrancois Kが伝説的なクラブの閉店から10年の時を経て、あのときと同じ6月23日に帰ってくる。さらにこの日は、Yellowの世界観やFrancois KのDJにふさわしい探求心の持ち主Yoshinori Hayashiもラインアップに加わる。近年を代表する腕利きのレフトフィールダーである彼は、リズム、サンプリング音、サウンドプロセッシングなどの多様な制作要素を織り交ぜて異世界の音楽を生み出している。その大胆な音楽性は、”Going Good”や”Jinn”といったレーベルからのリリースだけでなく、ダンサブルな構造と謎に満ちたサウンドをしなやかに融合させる予測不可能なDJスタイルにも表れている。


Yellowのスピリットを知るUnited Future Organization (U.F.O.) から矢部直に加え、日本テクノ/トランスシーンのレジェンドDJ K.U.D.O. aka ARTIMANや、Francois Kとも縁深いToshiyuki Gotoの参加も決定している。全盛期のYellowにレギュラーを務めた彼らなら当時のアツい空気を忠実に再現してくれるに違いない。さらに、彼らに通じる東京クラブシーンの熱気を記録した写真集 "90 Nights"で話題の藤代冥砂が、未収録写真を含め店内に展示。現代と過去を結びつける貴重な一夜を演出する。








90年代はじめの東京。80年代末から続く高揚した気分とバブル経済の陥没、100万枚超えのタイトルがメジャーで頻発する向こうに、東京にクラブカルチャーが本格的に根付き出した。GOLD、インクスティック、第三倉庫、ミロス・ガレージ、クラブジャマイカ、P.ピカソ、Yellow、CAVE、blue、マニアック・ラヴなどが続々オープン。DJミュージックの盛り上がりとともにクラブにはエネルギーが渦巻いていた。

写真家として動きだしたばかりの藤代冥砂がそのただ中にいた。記録者というよりも本人がそのままクラブの一部だった。コンパクトカメラにモノクロームフィルム。クラブの住人たちをストロボ一発のシンプルな画面に大量に写し込んだ。その姿、その顔つきは今いっそう生き生きと見える。ネットでたいした情報が出回るでもなく、リアルな面白さは肌でキャッチしていた。夜毎に出会う顔ぶれにはそんな充実とテンションがある。





6/23(土)Back Together Again -10 years after the closing of Space Lab YELLOW- × MEISA FUJISHIRO "90 Nights"

10PM | Before 11PM ¥1000, Under 23  ¥2000, GH S members ¥2800, w/f ¥3300, Door ¥3800


Studio:

François K. (Wave Music | Deep Space NY | NY)

Yoshinori Hayashi (Going Good)


Contact:

DJ K.U.D.O a.k.a Artman

Tadashi Yabe

Toshiyuki Goto

1-DRINK

LIL' MOFO & CHANGSIE


Foyer:

Meisa Fujishiro presents 『90 Nights』 @ Contact One Night Exhibition


Supported by Cocalero



Written by 編集部


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