XXXTentacion(エックス・エックス・エックス・テンタシオン)引退宣言もあったけど、絶賛活動中!

基本の基本、そもそも「XXXTentacion」て、どう読む?
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2018.05.14 03:18


基本の基本、そもそも「XXXTentacion」て、どう読むの? 


2017年10月に突然の引退宣言をしたXXXTentacion。本題に入る前に説明しておこう。「XXXTentacion」の読み方には3通りある。(エクス・テンタシオン)、(エックス・テンタシオン)、そして(エックスエックスエックス・テンタシオン)である。どうやら、唯一の正解はないようだ。


XXXTentacionの「やんちゃ歴」のアレコレ


一応「やんちゃ歴」としたが、ぶっちゃけると「犯罪歴」が適当かもしれない。のっけから彼がした悪さの数々を列挙するのも気が引けるが、なにしろキャリアの浅い若者である。衝撃的な引退宣言はあったが、わずかな活動歴よりもこの部分に注目が集まるのは仕方ないことだし、またそんなハードコアなバックボーンがあってこその、XXXTentacionなのだ。XXXTentacionは1998年1月23日、アメリカ、フロリダ州のプランテーションでジャマイカ出身の両親との間に生を受け、その後、ローダーヒルで祖母により育てられた。


XXXTentacionが6歳の頃のことである。母親を襲って来た男に怪我を負わせ、更生プログラムへの参加を余儀なくされる。見かねた祖母が教会の聖歌隊に入れるも、他の児童に喧嘩を売って、すぐに追放。だがここでXXXTentacionは音楽と出会い、興味を持ったのだった。その後も学校でクラスメイトを殴ったりと、粗暴な振る舞いが手に負えなくなり、退学。とにかく暴力沙汰をすぐに起こすのだ。


2014年には、拳銃の所持で逮捕、収監。1年ほど檻の中で過ごしたが、この時にできた友の影響でフリースタイルを始める。そして2016年7月、強盗と武器所持でまたしても逮捕。同年10月、保釈中に元ガールフレンドを殴り、檻の中へと逆戻りした。暴力の理由は、ガールフレンドがXXXTentacionの収監中に浮気をして妊娠していたからだった。その他、ストリート・ファイトを繰り広げたり、ライブでファンと喧嘩したりと、その暴力行為は数が多すぎてキリがない。




他にも、所属していた会社の元社長とギャラの取り分で揉め、家宅侵入して殴ったのだ。これは同行していたXXXTentacionの仲間が撮影した動画が、ネットにアップされていた(今は見当たらない)。


勿論、XXXTentacion自身が被害にあう事もある。2017年11月、LAのホテルで暴漢に襲われたのだ。これは以前から因縁のあったMigos(アメリカのヒップホップ・トリオ)とその関係者ではないかと疑ったXXXTentacionだったが、その後、別人だったことが判明している。




「Look At Me!」から全てが始まった


XXXTentacionがブレイクするきっかけとなる曲「Look At Me!」が発表されたのは2015年12月、SoundCloudでの公開だった。ここでの再生回数は1000万回以上にもなる。この曲が注目された始まりは、やはりXXXTentacionのお騒がせエピソードにある。「Look At Me!」のフロウをDrake(ドレイク)がパクったと、非難したのだ。Drakeといえば、ヒップホップ・シーンを代表するようなアーティストである。当時のXXXTentacionにとっては雲の上の存在だ。当然Drakeはあまり相手にしていないので、事の真相は不明だが、この騒動によって世間の関心を集め、結果的にヒットしたのである。先に書いたMigosとの因縁も、この騒ぎに端を発している。




2017年8月、1stアルバム「17」をリリース。彼のバイオレンスなエピソードの数々を念頭に「17」を訊くと、少々意表を突かれる筈だ。全11曲、22分の作品群は予想よりもメロウな楽曲が多く、アコースティックギターやピアノに乗せた声はナイーブでもある。




そして2017年10月にCapitol Recordsとの契約締結を破棄し、「俺はヘイトに疲れたよ。もう引退だ。」と引退を発表した。しかしその後、過去の事件の余罪で再びの逮捕と自宅監禁を経て2018年3月に2ndアルバム「?」をリリース。XXXTentacionが引退せずにいてくれて良かった、とファンに感じさせる仕上がりだ。


XXXTentacionは、のびしろが期待できる若手ラッパーだ。ただし衝動的な引退宣言や暴力事件さえ起こさなければ、ではある。



Photo:https://www.facebook.com/pg/XXXTentacion-FC-1841891319474408/photos


Written by 編集部



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