ルーク・スカイウォーカーやカイロ・レンが来日! 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』会見レポート

待望の新作のヒントから、レイア姫役のキャリー・フィッシャーの死、ジェダイの年金制度(!?)まで…監督やキャストが大いに語る。
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2017.12.08 09:00

もう〜いくつ寝ると〜…と歌いたくなるほど待ち遠しい12月15日金曜日。そう、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開日だ。前作『フォースの覚醒』から2年。間にスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を挟んだとはいえ、長かった…。


公開を目前にした今週、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、脚本も手掛けたライアン・ジョンソン監督、ルーカスフィルム社長でプロデューサーのキャスリーン・ケネディが来日を果たした。ここでは、都内で行われた記者会見の模様をレポートする。



孤高のヒロイン、レイ。


映画は『スター・ウォーズ』シリーズの“エピソード8”にあたる。前作では、伝説のジェダイ騎士ルーク・スカイウォーカーを探す冒険に出たヒロイン、レイが、フォースを覚醒し、祖父であるダース・ベイダーを崇拝するカイロ・レンとの戦いの末、ついにルークと対面、ライトセーバーを渡そうとしたところまでが描かれていた。本作の謎めいた予告編では、強大なフォースにとまどうレイの姿などが確認でき、“光”と“闇”の間で揺れ動くレイとカイロ・レンに衝撃の展開が待ち受けているという。


ちなみに『フォースの覚醒』同様、『最後のジェダイ』も世界同時公開となる。ルーカスフィルムは報道陣にも容赦なく、記者たちは新作を事前に観ることなく取材しなければならないし、キャストやスタッフも作品の内容には一切触れられないのだ。当然のことながら、質問する側は何とかスクープを聞き出そうともがくのだが、彼らの口は固かった。


会見会場におなじみのテーマ曲が大音量で流れる中、4人は笑顔で登壇した。久々の来日となったマーク・ハミルは特にうれしそうで、「高校時代に2年半ほど横須賀に住んでいて、横浜のアメリカンガッコウに通っていたんだ。だからもちろん、日本は僕にとって特別な場所だよ。今回はホームカミングの機会をいただいて、すごくワクワクしている。アリガトウゴザイマス」と日本語を交えて挨拶した。



ルーク・スカイウォーカーはなぜあの島に…


最初に質問した記者は、『最後のジェダイ』が「シリーズ史上最も衝撃的な展開になるらしい」といううわさをもとに、「本作における最も衝撃的な見どころ」を聞いた。指名されたキャスリーン・ケネディは「最も衝撃的なこと…難しい質問だわ」とつぶやき、次のように答えた。


「この物語の素晴らしいところは、光と闇の間に漂う緊張感にハイライトを当てていることなの。レイは劇中で衝撃的な変身を遂げるわ。彼女はルーク・スカイウォーカーやカイロ・レンとの関係を通して、自分が何者なのかを探っていくの。それがおそらく最も衝撃的な部分だと思う」


うーん…何だかふんわりとしている。追い討ちをかけるように、マークが「僕にとって最も衝撃的だったのは、再び『スター・ウォーズ』に雇ってもらえたこと。まさかジェダイになると、年金制度まで用意されているとはね!」と会場を笑わせ、うまくごまかされてしまった感じだ。


マスクを外したカイロ・レン

マスクを外したカイロ・レン。


続いて、カイロ・レンがマスクを外している姿が予告編に映っていたことについて、「これは彼の中で何か変化があったことを意味するのか、答えられる範囲で答えてほしい」と質問が。これに対し、アダム・ドライバーは「無理」と即答。隣にいた監督は「良い答えだね」とホッとした様子で、マークは「内容について話せない映画を宣伝するって、すごく難しいんだよね」とフォローした。


「そこを何とか…」と記者がダメ押しすると、アダムはマスクが役作りにも役立ったことを明かし、「マスクによって、何かから隠れている人が表現されている。カイロ・レンがなぜ隠れているのか、実像とは違う、どのようなイメージを植え付けようとしているかも理解できた」と一瞬真面目なトーンに。しかし、「悪いところは、前が見えないから靴ひもに引っかかってコケたりする。あと質問すべきことといえば、“カイロはヒゲを剃るのか?”“宇宙でカミソリは手に入るのか?”といったところだろう」とかわされてしまった。



BB-8も健在。


一方で、会見では昨年12月に急逝したレイア姫役の女優キャリー・フィッシャーについても質問が飛んだ。


「本作におけるキャリーの演技そのものが、レイア姫というキャラクターに対する美しいトリビュートになっていると思う」と明かした監督は、「彼女の演技は美しかった。もちろん、それが最後の演技になるとは思っていなかったのだけどね。スクリーンでキャリーを観て育ったファンの皆さんや、彼女にインスパイアされたすべての人たちが、それぞれの形で喪失感を抱いているはず。僕は彼女がこの演技を残してくれたことをとてもうれしく思うし、皆さんの悲しみが少しでも癒されるといいなと願っている」とコメントした。


キャリーが19歳の頃に出会い、オリジナル3部作からレイア姫とルーク・スカイウォーカーとして共演してきたマークは、彼女との41年間の思い出を振り返り、「みんなキャリーのことが大好きだった。一緒にいて楽しい時を過ごさないなんてありえなかったよ。彼女のことを過去形で思い出すのは辛いんだ。今でも僕の心の中では生き生きとしているからね」と語った。


「劇中のキャリーはとにかく素晴らしい。遺作となったことによって、作品がメランコリーな感情に覆われてしまうのは残念なことだ。でも、僕は彼女を失ったことに怒りを抱く代わりに、一緒に過ごした時間に感謝したいと思う。彼女は僕らに楽しんでほしいと思っているはずだし、笑っていてほしいと思っているはずだ。だって、キャリーはそういう人だったから。彼女は毎日をノンストップで楽しんでいた」


劇中で兄妹を演じた2人は、いつしか本当の兄妹のような関係になっていたそうで、「兄妹だからケンカもするし、意見が合わないこともある。でも、兄妹だから仲直りして、愛し合っていた。世界中がキャリーを愛していたし、いつまでも恋しく思うだろう」と懐かしそうに話した。



我らがチューイーと、なにやらかわいい新キャラのポーグ。


最後に司会者が、「伝説のジェダイが姿を消したことと、カイロ・レンがダークサイドに堕ちたことに、どのような関係があるのですか?」と聞くと、監督は「ギリギリでネタバレを引き出そうとしているんだな。最後の最後にぶっ込んでくるなんて、やるな!」と笑い、次のように答えた。


「本作を制作するにあたって僕らに与えられた疑問は、“ルーク・スカイウォーカーは、なぜあの島にいるのか?”ということ。何が彼をあの島へ向かわせたのか、今の彼は何を考えているのか。本作ではそういったことがわかるんだ。公開まで、あとちょっとじゃないか。だから、僕からネタバレはしないよ!」



▷『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

監督・脚本: ライアン・ジョンソン

キャスト: マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴ、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、アンソニー・ダニエルズ、グウェンドリン・クリスティ、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン and べニチオ・デル・トロ

製作: キャスリーン・ケネディ、ラム・バーグマン

製作総指揮: J・J・エイブラムス、トム・カーノウスキー、ジェイソン・マクガトラン

配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン

12月15日(金)全国公開

©2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.


▷公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi.html


Written by Thumper Jones




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