スマートフォンで作曲をして多くのミュージシャンと競演するSteve Lacy(スティーブ・レイシー)

10代からプロデューサーとして活躍するSteve Lacy(スティーブ・レイシー)
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2018.05.16 11:25


10代からプロデューサーとして活躍するSteve Lacy(スティーブ・レイシー)


Steve Lacyはギタリストだけでなく、プロデューサーとしても活躍している。ケンドリック・ラマーの楽曲にクレジットされるなど、10代のころから様々なアーティストのアルバムに参加しているミュージシャンだ。


スマートフォンを使った作曲スタイルで話題に! 


1998年生まれのSteve Lacyは、The Internetの最年少メンバーである。2015年のEgo Deathがリリースされたタイミングで、Jameel Brunerと一緒に加入した。当時は17歳という若さだったが、Ego Deathに収録された7曲にプロデューサーとして関わっている。




Steve Lacyが曲を作り始めたころからスタジオ代わりに使用しているのは、スマートフォンである。音楽キャリアを積んでいこうと決心した時がSteve Lacyはラップトップを持っていなかったので、当時所有していたスマートフォンをインターネットから曲を直接保存できるアプリにアクセスできるよう改造した。さらにSteve LacyはApp Storeで作曲に活用できそうなiMachineやGarageBandなどのアプリを入手して、試すことにした。




それから、彼は自宅だけでなく学校などにスマートフォンを持ち運んで、ビートづくりに熱中するようになった。スマートフォンのヴォイスメモなども活用することでつくられた楽曲は、TumblrやSoundcloudにアップした。しばらくの間は注目されることはなかったが、曲をアップするごとにフォロワーは増えていった。




Steve LacyがメンバーであるThe Internetについて


Steve Lacyの加入したThe Internetは、タイラー・ザ・クリエイターやアール・スウェットシャツなど多くの才能が集まるオッド・フューチャーの一員として知られるバンドである。紅一点のシド・ザ・キッドの歌声とメロウでクールなサウンドが特徴のPurple Naked Ladiesというアルバムは、世界中のリスナーから支持を得た。


Steve LacyはサードアルバムのEgo Deathから加入することになった。アルバムでは先行して発表されたシングルのスペシャル・アフェアを筆頭にして従来の洗練されたサウンドに加え、より表現の豊かになったシド・ザ・キッドのボーカルを聴くことができる。今作も前作のようにアレンジが派手になることはなく、ミニマルな最小限の演奏を披露している。構成がシンプルなのでシドの歌声とメロディがより際立って聴こえるのが魅力だ。


また、ゲストとしてはヴィック・メンサやジャネール・モネイなどこだわりを感じさせるアーティストが参加しており、ヒップホップやソウルファンだけでなく様々なリスナーを夢中にさせる傑作となった。ミュージックビデオが公開された楽曲のガールは、前作のクールでシンプルなビデオとは異なりミステリアスでカラフルな映像となっている。


ケンドリック・ラマーのアルバムに参加した経緯


2017年の話題作となったケンドリック・ラマーのDAMNの楽曲、Prideに参加しているのがSteve Lacyだ。

steveのギターが印象に残るトラックであり、ケンドリック・ラマーは自分だけが長者になったことの後ろめたさなど現在の状況をラップしている。Steve Lacyがケンドリック・ラマーと競演したのは、ヴァンパイア・ウィークエンドのボーカルであるエズラ・クーニグを通して、DJダヒというプロデューサーと知り合ったのがきっかけである。ダビがケンドリックを紹介して意気投合したため、楽曲を一緒に作成することになった。電話番号を交換した後にSteve Lacyがケンドリックにビートを送ったが、数ヶ月は何の連絡もなかった。アルバムを仕上げる段階になりケンドリックから連絡がきて、Steve Lacyの曲が採用されることに決まった。




Photo:https://www.facebook.com/pg/stevelacystevelacy/photos


Written by 編集部




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