エレクトロポップバンド・Passion Pit(パッション・ピット)とは?

第一線で活躍し続けるエレクトロポップバンド・Passion Pit(パッション・ピット)
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2018.06.03 08:20


第一線で活躍し続けるエレクトロポップバンド・Passion Pit(パッション・ピット)


Passion Pitはエレクトロポッププロジェクトである。活動期間は10年以上とそれなりに長く、その間に彼らは自身の考えをいろいろと発表し、話題をさらってきた。もちろん楽曲も優れたものが多く、全世界で多くのファンを獲得している。




Passion Pitの簡単な経歴


エレクトロポッププロジェクトであるPassion Pitの簡単な経歴を見ていくこととしよう。彼らの活動はアメリカはマサチューセッツ州にある、ケンブリッジではじまった。


元々はフロントマンであるマイケル・アンジェラコスのソロプロジェクトとして2007年に始まったのだが、その後イギリスのインディーレーベルで既にShuttle名義でヒップホップやブレイクビーツを発表していたネイト・ドンモイヤーと、ソーシャルネットワーキングサイトでインディ・フォークの楽曲を発表しているイアン・ハルトクイスト、そしてハルトクイストとバークリー音楽大学のクラスメイトであり、アンジェラコスの幼馴染とルームメイトの関係にあったアヤド・アリ・アダミーにニュージャージー出身のジェフ・アプルゼッシ を加えた5人体制のエレクトロポップバンドとして活動をすることとなった。




2008年に当時のアンジェラコスのガールフレンドのために書き下ろした楽曲が評判となり、アメリカのインディー・レーベルから6曲入りのミニアルバムである「Chunk of Change」を発表する。結局、そのガールフレンドとは別れることとなるのだが、「Chunk of Change」はインディー・レーベルのCDでありながらMTVで特集が組まれるほどの大きな話題となった。アルバムの収録曲であるSleepyheadは7インチのシングルCDとしても発売された。同時にダウンロード販売もおこなったところ、発売初週だけで15万ダウンロードを記録することとなった。




2009年には万を持して1stフルアルバムである「Manners」を発表する。するとアルバム収録曲の中からヒット曲が誕生し、堂々のアルバムデビューとなった。






双極性障害をカミングアウト


このようにPassion Pitは新進気鋭のエレクトロポップバンドとして順風満帆なスタートを切っているように見えた。ところが実情はそうではなかったのである。2010年、デビューアルバムを発表した際の一連の活動がひと段落した後、突如フロントマンであるマイケル・アンジェラコスが自分は双極性障害を発症しており、定期的に精神病院に通っていることと薬による治療を継続していることを告白する。彼が飼ったところによると、精神病院への入院も経験したほか、自殺未遂を行ったこともあったという。Passion Pitの楽曲の中には抽象的であいまいな歌詞も散見されるのだが、これはあまりにもダークなテーマに関する歌詞だったため、聞いているリスナーに気づかれないように歌詞をわざとあいまいにしていたことも話した。


そして彼らが知名度を上げるきっかけとなり、美談と世間では捉えられている彼女の誕生日プレゼントとして贈った楽曲の内容は、実は自身の病気によって彼女に多大な迷惑をかけてしまってたことを謝るための、いわば彼女宛ての手紙のようなものだったと真相をカミングアウトした。


Passion Pitの奏でるエレクトロポップは、エレクトロポップ本来の持ち味である明るく陽気な側面と、意味深い歌詞世界の側面とが複雑に絡み合って構成されているため、従来のエレクトロポップとは一線を画すのである。


もう従来の枠にはまった音楽活動はしない


そして、2017年には突如Twitter上でこれ以上音楽活動を続けることはできないとツイートした。これが大きな波紋を呼び、Passion Pitは活動休止るるのではないかと噂になった。これについてアンジェラコスは後に音楽活動は続けるが、精神面でボロボロになる羽目になった従来のような音楽活動は続けられないと、売り上げ枚数の競争に縛られる現在の音楽業界での活動をしないことをカミングアウトした。Passion Pitは今後どのような活動を継続していくのか、要注目である。




Photo:https://www.facebook.com/pg/passionpitofficial/photos


Written by 編集部




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