Google、5億ドルでSoundcloud買収か?

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Written by Jun Fukunaga
海外音楽メディアFactが、世界のプロアマ問わず、音楽プロデューサー、DJらにとってなくてはならない音楽プラットフォームSoundcloudの買収をGoogleが検討していると報じている。
それによれば、Googleは、元々Soundcloud側が提案していた金額10億ドル(約1200億円)の半分、つまり5億ドル(約600億円)での買収を検討しているとのこと。
昨年、音楽ストリーミングサービス大手のSpotifyが、Soundcloudの買収を検討していたが、そちらはすでに断念していたが、ここにきて人類のネットインフラを支えるGoogleが買収の動きを見せているという噂に驚きを隠せいないという人は少なくないはず。
また、音楽経済メディアのMusic Business Worldwideは、Universalをはじめ、Sony、Warnerといった大手レコードレーベル3社がSoundcloudの株式をそれぞれ、Universalがおよそ4%、Sonyが3%、Warnerが1~2%パーセントずつ保有していると報じており、もし、Soundcloudが5億ドルで買収されたら、この3社は合計で4500万ドル(約50億円)の利益を得ることになるそうだ。
果たしてSoundcloudは本当に、Googleに買収され、傘下企業となるのだろうか?その結果によっては、今年以降の音楽業界に新たな地殻変動が起こることは間違いないだろう。
またSoundcloudのユーザーにとってもその使い方の変更を余儀なくされるか、もしくは劇的にサービスの質が向上し、これまで以上に使いやすくなるか、どちらに転ぶかわからないだけに、この動向の先に注目が集まりそうだ。