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次に流行る新しいハウスはこれだ。今、盛り上がる”Gqomゴム”とは?

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今、南アフリカ発祥の新世代のアフロ・ハウス”ゴム”が熱い
2016/06/23 18:15
admin
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「EDMの次はTropical Houseがくるとかこないとか。」メインストリームでは、”一体、次は何が流行るのか”論争はしばしば行われているが、それはアンダーグラウンドでも同じこと。

そんな中で今、ロンドンで火がつき、世界中に急速拡大中の南アフリカはダーバンから生まれた新しいジャンルで、新世代のアフロ・ハウスと言われる”Gqom(ゴム)”が、ここ日本でも耳の早いコアなリスナーの間で注目を集めている。

「でも、それって一体なんなの?」という人がいるのは承知の上。そこでこれをわかりやすく説明すると、この”Gqom(ゴム)”とはざっくり説明すると”UK Bassミュージックを経由した後で生まれたデジタル進化したアフリカ産ハウスミュージック”で、これはUKのグライム、ダブステップ、UKファンキーなどが持つ、ダークなシンセ、ダビーな音響空間、リズムパターンといったUK Bassの要素とアフリカン・ミュージック特有のパーカッションが結びついて出来たものといっても良いだろう。


▶︎注目されることになったきっかけは?

現在Skeptaらの活躍により、UKのグライムシーンが再興しているUKシーンにおいて、当地が生み出す現行ベースミュージックとの親和性の高さが注目され、シーンの重鎮で、トレンドメイカーでもあるレーベルHyperdubを主宰するKode 9がいち早く自身のDJ setに取り入れたことからその存在が徐々に浸透した。また、同時期にロンドンのコレクティブ「Goon Club Allstars」からリリースされた新鋭ユニットRudeboyzのデビュー作がこのジャンル初めてのフィジカルリリースとなり、世界中の耳の早いクラバーからの注目を集めた。


▶︎初心者が”Gqom(ゴム)”を聴くならどこがおすすめ?

ロンドンのレーベルで、このシーンを牽引するその名も「GQOM OH!」をまずチェックしてみると良いだろう。音源はレーベルのSoundcloudにアップされているので是非一度チェックしてみよう。

またRinse FMなどでもレーベルオーナーのNan Kolèらによる番組が放送されており、それらはアーカイヴ化されているので、気になる人はそちらも併せてチェックしてみよう。


▶︎代表的なアーティストは?

今現在、このシーンで活躍するアーティストは、Julz Da Deejay、Cruel Boyz、Mafia Boyz、Formation Boyz、Emo Kid、Forgotten Soulsといったアーティストの名前を挙げることができる。ちなみに、これらのアーティストの楽曲が用いられた最新作DJ MIXtapeが先述の「GQOM OH!」とイタリアのコレクティブ「Crudo Volta」からデジタルとカセットテープで来月発売されることが発表されており、現在先行プレミアされている曲はこちら。

いかがだっただろうか? 一度聴けば、UK Bassファンなら感じるそれに通じる重たいベースの響きと、アフリカン・ミュージックのリズムは病みつきになる人は今後、日本でも増加していくこと間違い無し。フロアユースでガンガン踊れるけど、ダビーな音響も楽しみたいという嗜好を持つコアなクラバーにこの夏、是非オススメしたい新興ジャンル”Gqom(ゴム)”。これに関してはVICE Magazineで、このシーンを紐解くドキュメンタリーが公開されているので、気になる人はそちらも是非チェックしてみよう。


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Written by Jun Fukunaga

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